ボードカッターとは何なのか?大切な選び方やオススメモデルも解説!
「ボードカッターってそもそもどんなもの?」
「ボードカッターの選び方について知りたい!」
「ボードカッターでオススメなモデルはどれなの?」
石膏ボードなどを切断する際に便利なボードカッター!
電動工具の中でも便利なアイテムなので、DIYなどでも活用する人が増えてきています。
そんなボードカッターですが、詳細について知らないために使うことを躊躇してしまう人もいるようです。
そこで今回はボードカッターとは何なのかといった基本について触れつつ、肝心の選び方やおすすめモデルについても解説していきたいと思います。
ボードカッター選びで失敗することがないように、そして利用シーンにマッチするボードカッターを選べるように、ぜひ各項目をチェックしていきましょう!
そもそもボードカッターとは?
そもそもボードカッターとは?といった基本について解説をしていきましょう。
シンプルな3つの項目で解説をしていきますので、ぜひ目を通してみてください。
ボードカッターの特徴
まずはボードカッターの特徴について解説をしていきましょう。
ボードカッターは冒頭でも少し触れたように、石膏ボードなどを切断するための電動工具です。
例えばボードカッターのスイッチを入れて切断部分に刃を入れ込めば、刃が石膏ボードをスムーズに切断してくれます。
最近では軽い操作感、そして安定した直線切断を実現できるボードカッターも増えているので、初心者でもDIYなどに扱いやすい電動工具として注目されています!
非常にシンプルな電動工具ではありますが、手動でボードを切断するより作業スピードが圧倒的にスピーディーになり、上向き作業に対応していれば高い部分の石膏ボードを切断してもゴミが落ちづらい特徴も魅力的です。
様々なシーンで活躍してくれ、なおかつ作業効率を格段にアップさせることができるからこそ、非常に便利な電動工具として多くの人に親しまれているのです。
どんな用途やシーンで活用する?
次にボードカッターがどんな用途やシーンで活躍してくれるのかにも触れていきましょう。
ボードカッターが良く使われるシーンとしては「点検口の開口作業」、「エアコンの設置作業」などが挙げられます。
エアコンの設置業者、リフォーム業者などがボードカッターを使っているのを見たことがある人もいるのではないでしょうか。
最近では自身でメンテナンスを行うためにボードカッターを使う人もいたり、DIYで石膏ボードを切断・加工するために活用する人もいます。
特にDIYシーンでは石膏ボードはかなり安価で入手できる素材なので、ホームセンターで購入後にボードカッターを活用して切断・加工するのもおすすめな選択肢だと言えるでしょう。
マルチツールを使う人もいる
最後にマルチツールとの比較についても触れていきましょう。
マルチツールはブレードの位置を360度回転でき、装着するブレードの種類を変えれば様々な作業に対応することができます。
板材の切断専用のボードカッターと比較をすると、より多くのシーンで活躍できる電動工具なのです。
ですが、ボードカッターを使った切断であれば、大量の切断くずが発生してもダストボックス付きのモデルなら安心して快適な作業を行うことが可能です!
そういったシーンでは使い勝手や作業スピードの面でボードカッターが非常に優れているため、マルチツールではなくボードカッターを愛用している人も多いです。
このあたりは好みによるところかと思いますが、自身の利用シーンや用途を改めて確認しつつ、マルチツールかボードカッターのどちらを選ぶか検討するのが良いでしょう。
ボードカッターを選ぶ際に大切なポイント
ここからはボードカッターを選ぶ際に大切なポイントについて解説をしていきましょう。
大切な3つのポイントについてわかりやすく触れていきますので、各項目に目を通してみてください。
信頼できるメーカーで選ぶ
まずボードカッター選びで大切なポイントとして、信頼できるメーカーで選ぶという点が挙げられます。
- マキタ
- ハイコーキ
- パナソニック
上記の3メーカーのボードカッターであれば、初心者でも安心して活用することができるでしょう。
性能のバランスが良く耐久性にも優れ、国内の電動工具で圧倒的なシェアのマキタであれば、誰もが安心して活用することができます。
ハイコーキ(HiKOKI)もマキタ同様に非常に人気の高いメーカーであり、マキタとハイコーキで悩む人が多いぐらい安定したシェアを誇るメーカーです。
パナソニックもボードカッターをはじめ多くの電動工具を販売しており、使いやすいモデルが多く、それでいて馴染のあるメーカーということで選ぶ人も多いですね。
他にも使いやすいボードカッターを扱っているメーカーはありますが、上記の3メーカーから選んでおけば間違いはないので、初心者こそマイナーメーカーを選ばずに、定番メーカーのボードカッターを選ぶことをおすすめします。
肝心の性能をチェックして選ぶ
次に肝心の性能をチェックして選ぶ方法について触れていきましょう。
とは言ってもボードカッターではそこまで大きな性能差はありません。
ですが、「電圧」や「ストローク数」などをチェックせずに購入してしまうと、実際に活用する段階で「失敗した」と後悔してしまう人もいるようです。
例えば電圧は「10.8V」や「18V」など対応バッテリーをチェックする上でも大切な要素であり、またバッテリー容量の大きさを判断する数値でもあります。
バッテリー式ボードカッターを選ぶ上で作業時間に直結する要素ですので、ある程度の作業時間を見込んでいる人や安心して作業をしたい場合、18Vなどを選ぶと良いでしょう。
またストローク数は一分間に何回の往復運動するかを数字にしたものであり、多くのモデルは「0~6,000min-1」といった形で表記されています。
切断能力も「石膏ボード:30mm」や「木材:15mm」などの性能が一般的であり、重さなどもそこまで大きな違いはないため、「デザイン」や「バッテリー」などで決める人が多いかもしれませんね。
ただし非常にマイナーなメーカー、また格安ボードカッター(もしくはボードカッターのような見た目の電動工具)の場合、上記のスペックに満たないモデルもあるため、念の為に性能を確認することも大切だと覚えておきましょう。
手動か電動かも大切なポイント
最後に手動か、電動かもボードカッター選びで大切なポイントです。
ボードカッターは電動工具のみと思っている人もいるのですが、手動式のボードカッターも販売されています。
手動式のほうが価格は安めですが、当然電動式のほうが利便性に優れているので快適な作業をしたい人は電動式がオススメです。
手動式の場合は「直刃タイプ」や「ノコギリタイプ」などが存在しますが、いずれも石膏ボードを切断する際には手動だと手間がかかり、慣れないとまっすぐ綺麗な切断が難しいというデメリットもあります。
ちなみにパッと見た感じは電動ボードカッターと思ったのに、実は手動だったなんて苦い経験をした人もいるようです。
先の性能などの確認をしておけば手動か電動かを判断することもできるため、そのあたりも含めてしっかりとチェックすることが大切だと覚えておきましょう。
ボードカッターでオススメなモデル5選
ここからはボードカッターでオススメなモデルについて紹介していきます。
本当におすすめできる5つのモデルについてピックアップしていきますので、どれを選ぼうか悩んでいる人は性能・特徴も含めて参考にしてみてください。
EZ45A3 パナソニック
参照
「Panasonic EZ45A3」
まずはパナソニックのボードカッターである「EZ45A3」について紹介していきましょう。
このモデルは「14.4V」と「18V」のデュアル対応モデルであり、1台でどちらにも対応することができます。
両方のバッテリーに1台で対応できるため互換性に優れコスパが良く、それでいて機能面でも充分な性能を備えています。
- 切断能力…石膏ボード:30mm、木工:15mm
- ストローク数…14.4V:0~6,000min-1、18V:0~6,600min-1
- 重量…2.0kg(EZ9L54装着時)
またダストケースと本体が密着しているのでゴミが落ちづらく、ブレード位置合わせラインも付いていて切り込み位置がわかりやすいのも特徴的です!
初心者から上級者まで使い勝手が良く愛用できるモデルなので、安心して使える1台を求めている人にオススメです。
SD180D マキタ
参照
「makita SD180D」
次にマキタの「SD180D」について紹介していきましょう。
このモデルは18Vのボードカッターであり、切り込み位置がわかりやすいのが特徴的です。
ブレード切り込み前後位置合わせ、そして墨線合わせが付いているので、切断がしやすく初心者でも扱いやすいモデルです。
当然ダストボックス搭載でホコリが落ちにくく、また集塵機を別途購入して接続できるのも便利なポイントです!
- 切断能力…石膏ボード:30mm、木材:15mm
- ストローク数…0~6,000min-1
- 重量…1.9kg(バッテリ含む)
上記のようにスペックも一般的かつ利便性に優れたモデルなので、18Vで安定したボードカッターを探している人に最適です。
SD140D マキタ
参照
「makita SD140D」
またマキタの「SD140D」についても解説していきます。
このモデルは14.4Vのボードカッターで、基本的な性能は先のモデルとほぼ同じです。
- 切断能力…石膏ボード:30mm、木材:15mm
- ストローク数…0~6,000min-1
- 重量…1.8kg(バッテリ含む)
14.4Vなので重量が少し軽いですが、そこまで大差はなく、どちらかと言えばバッテリーの持ちで作業時間が変わると言った点でしょうか。
そこまで長く作業をしない場合、14.4Vのこちらでも問題はないので、どのぐらいの作業時間を想定するかでモデル選びをするのもオススメです。
CK18DA ハイコーキ
参照
「HiKOKI CK18DA」
そしてハイコーキの「CK18DA」についても紹介していきます。
このモデルはハイコーキ製の18Vのボードカッターであり、緑色でシンプルなデザインが特徴的です。
- 切断能力…石膏ボード:30mm、普通合板:15mm
- ストローク数…0~6,500min-1
- 重量…1.9kg(バッテリ含む))
上記のように性能面ではマキタ製とほぼ同じであり、能力的な差はほとんどありませんが、ハイコーキの場合はマルチボルトバッテリーに対応しています。
もし今後36Vの電動工具を購入する予定がある場合は、こちらのモデルを検討するのも良いかもしれませんね。
CK18DSAL ハイコーキ
参照
「HiKOKI CK18DSAL」
最後にハイコーキの「CK18DSAL」についても解説していきましょう。
こちらは18Vのボードカッターですが、ブレードにカッターナイフを使用する独特なボードカッターです。
・切断能力…石膏ボード:30mm、普通合板:15mm
・ストローク数…6,500min-1
・重量…2.0kg(バッテリ含む)
上記のように性能は一般的なボードカッターと同じですが、名称は「ナイフカッター」であり、先に挙げたようにカッターナイフを使用するのが特徴的です!
そのため作業時に粉塵の発生が少なく、ゴミを大幅に減らし作業後の掃除の手間を削減することが可能です。
少し独特なので一般的なボードカッターを求める人は違和感を覚えるかもしれませんが、作業の用途次第では選択肢に入れてみることをおすすめします。
安全メガネや防塵マスクの重要性
補足としてボードカッターで石膏ボードを切断・加工する場合、安全メガネや防塵マスクが必要な点について触れていきます。
特に石膏ボードを本格的に切断する場合、長時間の作業になる場合、多くの粉塵が舞うことになります。
その他の電動工具でもありがちな注意点ですが、粉塵を長時間吸入すると呼吸器に炎症を起こすリスクがあります。
また目に入った場合のリスクも軽視できませんので、作業時には安全メガネや防塵マスクを着用して作業を行うようにしましょう。
個人的なDIYでボードカッターを利用する場合、各種保護具は様々なDIYシーンで活用できますので、面倒くさがらずに揃えておくことを強くおすすめします。
ボードカッターは石膏ボードの切断に便利な工具
今回はボードカッターとは何なのかといった基本情報について解説しつつ、大切な選び方やおすすめモデルについても紹介してきました。
ボードカッターは慣れてしまえば非常に便利な電動工具であり、石膏ボードをスムーズに切断・加工できる優れた電動工具です。
業者の人が活用するアイテムと思われがちですが、DIYで利用する人も増えていて、適切に活用することで家庭でも活躍する非常に頼もしいアイテムの1種ですね。
もちろん作業が多く粉塵が大量に発生する場合、安全メガネや防塵マスクなどが必要になってくる点には注意が必要です。
ですが、コスパに優れた石膏ボードをある程度は自由に加工できればDIYが非常にはかどりますので、場合によってはDIYのためにボードカッターを活用してみるのも良いのではないでしょうか。
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