エアインパクトレンチの選び方!おすすめモデルもピックアップ!
「エアインパクトレンチの選び方について知りたい!」
「エアインパクトレンチの形状は覚えておくべきなの?」
「おすすめのエアインパクトレンチのモデルについて教えて!」
ボルトやナットを締める際に欠かせないエアインパクトレンチ!
車の整備全般に活用できることはもちろん、建設現場などでも活用される電動工具ですね。
またタイヤ交換など一般家庭でも活用されることが多く、購入を検討している人もいるのではないでしょうか。
そんな便利なエアインパクトレンチですが、肝心の選び方がわからずに購入の第一歩を踏み出せない人もいるようです。
そこで今回はエアインパクトレンチの選び方についてシンプルに解説をしつつ、おすすめモデルについても紹介していきたいと思います。
大切なポイントを抑えてエアインパクトレンチを選べば失敗することはなく、モデル選びで後悔するリスクも軽減できますので、ぜひ当ページの内容を参考にしてみてください。
エアインパクトレンチの基本的な選び方
それではエアインパクトレンチの基本的な選び方について解説をしていきましょう。
初心者の人でもわかりやすいように3つの項目でシンプルに触れていきますので、是非各項目に目を通してみてください。
トルクで選ぶ
まずはエアインパクトレンチをトルクで選ぶ方法について触れていきましょう。
エアインパクトレンチはトルク、つまりレンチを回すのに必要な力がモデル選びで重要なポイントとなります。
ボルトが大きくなるほど必要になるトルクも増えますし、適切な性能を備えているエアインパクトレンチを選ぶことが大切です。
トルクが強すぎるとボルトやナットの締めすぎによる破損のリスクが出てきます。
逆にトルクが足りずにエアインパクトレンチへの負担が大きくなると、モーターの損傷などのリスクが出てきます。
そのために最大トルクや対応するボルトサイズなども含めて確認を行い、自分の用途にマッチする適切なトルク選びが大切になると覚えておいてください。
角ドライブで選ぶ
次に角ドライブで選ぶ選択肢について触れていきましょう。
角ドライブと表現すると馴染のない人がいるかもしれませんが、ソケットと言い換えればしっくり来る人も多いのではないでしょうか。
エアインパクトレンチでの角ドライブ(ソケット)は重要なポイントで、互換性がないため差込角にマッチするソケットを選ぶ必要があります。
自身が締めたいボルトのソケットを確認して、適切なサイズを選ばなければ不便を強いられることになるでしょう。
ちなみに差込角のサイズは「9.5sq・12.7sq・19.0sq・25.4sq・38.0sq」の5種類が一般的で、「12.7sq」が様々なシーンで使われることが多いサイズです。
これらの数字をしっかりとチェックした上で、エアインパクトレンチ本体を選ぶようにしましょう。
好みのデザインで選ぶ
最後に好みのデザインで選ぶという選択肢について触れていきましょう。
エアインパクトレンチに限らず電動工具を選ぶ際には、デザイン性を重視する人は少なくありません。
そのフォルムであったり色合いであったり、好みに合わせて選ぶことでエアインパクトレンチにも愛着が湧くというものです。
もちろん機能面も考慮したデザインを重視する人もいますが、そこも含めてお気に入りのモデル選びをするのは意外と楽しいものです。
先に挙げたトルクや角ドライブ(ソケット)などの性能面を重視することはもちろん、遊び心としてデザイン面も好みのモデルを選ぶのもオススメな選び方だと言えるでしょう。
※ただしデザインのみで選んでしまうと、トルクや角ドライブ(ソケット)などの面で後悔する人もいるため、しっかりと性能面も含めて選ぶのが賢いモデル選びだと言えますね。
エアインパクトレンチの形状も大切なポイント
ここからはエアインパクトレンチの形状についても解説していきましょう。
先の選び方同様に、エアインパクトレンチの形状も大切なポイントですので、見逃すことなくチェックしていきましょう!
ピストル型
まずエアインパクトレンチの形状として、一般的なピストル型について触れていきましょう。
ピストル型のエアインパクトレンチは最もポピュラーな形状であり、様々な作業に対応しやすい形状でもあります。
自動車整備工場などプロの現場でピストル型のエアインパクトレンチを見かけた、なんて人もいるのではないでしょうか。
ピストル型の握りやすいグリップは疲れずに長時間の安定した作業をサポートしてくれるので、初心者にもプロにもオススメな形状だと言えるでしょう。
ストレート型
次にピストル型同様に使い勝手が良いストレート型についても触れていきましょう。
ストレート型はピストル型と比較すると直線的な形状になっていて、サイズ感もコンパクトなモデルが多いです。
ゆえに狭い場所や角度のある場所でのナット締めなどの作業も手軽に行うことができ、工場などの組立ラインなどでも重宝します。
またコンパクトなので場所を取らないため、ササッと使えるエアインパクトレンチを用意したい、備えとして手元に置いておきたいなんて人にもオススメな形状だと言えるでしょう。
アングル(コーナー)型
最後にアングル(コーナー)型についても解説していきたいと思います。
アングル(コーナー)型は先のストレート型よりもコンパクトな作りになっていて、ぱっと見た感じはペンのような見た目をしています。
そのコンパクト具合はポケットに入るほどの大きさなので、持ち運びも簡単にでき、かなり狭い場所でのボルトやナットの着脱作業をスムーズに行うことができるのです。
トラクターや運行機の爪交換などにも役立つため、用途次第では他のモデル(形状)では代えのきかない頼もしい形状だと言えますね。
Dハンドル型も便利
Dハンドル型の形状についても解説をしていきましょう。
Dハンドル形は名前の通り持ち手部分が「D型のハンドル状」になっている、そんな特徴的なタイプです。
比較的大型なモデルが多く、それでいて高出力なエアインパクトレンチであることが多いです。
用途としては大型バスやトラックのタイヤ交換、また重機や建設機械の整備などで活用されることがあるエアインパクトレンチです。
一般的に使われる形状ではありませんが、特定の分野では非常に役立つのがDハンドル型なので、上記のような用途でエアインパクトレンチを購入する人はDハンドル型をチェックしてみることをおすすめします。
エアインパクトレンチの内部構造を重視して選ぶ
ここからはエアインパクトレンチの内部構造について解説をしていきたいと思います。
いわゆる「ハンマー」と呼ばれる部分であり、エアモーターでハンマーを回転させて、先端部分のアンビルを打撃する衝撃で締付を行うのがエアインパクトレンチです。
だからこそ非常に重要な部分となりますので、各項目をしっかりチェックしていきましょう。
シングルハンマー式
まずはシングルハンマー式について触れていきましょう。
名前の通りハンマーが1つであり、エアモーターが1回転で1回打撃のタイプです。
ですが、打撃力が強く締め付け力も強いため、使いやすいシンプルな内部構造だと言えるでしょう。
ピンクラッチハンマー式
次にピンクラッチハンマー式についても解説していきます。
ピンクラッチハンマー式も先のシングルハンマー式と同じように、1回転1打撃のタイプです。
しかしシングルハンマー式と比較すると、低振動かつ滑らかなトルクが特徴的ですので、エアインパクトレンチの用途次第ではスムーズな作業を実現することができます。
ツインハンマー式
ツインハンマー式についても解説していきます。
ツインハンマー式はハンマーが2つ搭載されている形状であり、それぞれのハンマーが特殊な形をしています。
エアモーターから先端のアンビルに効率よく力を伝える構造になっているので、エアインパクトレンチの中でもパワーが伝わりやすい構造だと言えるでしょう。
最近のエアインパクトレンチはツインハンマー式を採用しているモデルも多く、様々なシーンで活用しやすい内部構造だと覚えておきましょう。
ダブルハンマー式
ダブルハンマー式についても触れていきましょう。
ダブルハンマー式は名前の通りハンマーが2つ搭載されていて、エアモーターが回転するたびハンマーが1回ずつ、つまり合計2回の打撃を行うタイプです。
この内部構造により強力な締付けを実現できるため、パワーを必要とするDハンドル型などで見られる構造です。
人によってはあまり馴染みのない内部構造かもしれませんが、ダブルハンマー式のようなタイプもあると覚えておきましょう。
エアインパクトレンチのおすすめモデルをピックアップ
ここからはエアインパクトレンチのおすすめモデルについて紹介していきたいと思います。
本当にオススメなモデルのみをピックアップしつつ、それらの特徴についても触れていきます!
エアインパクトレンチ選びで悩んでいる人は、是非参考にしてみてください。
トネ(TONE) AI4160
参照『Amazon TONE AI4160』
トネ(TONE)のエアインパクトレンチである「AI4160」について紹介していきましょう。
このモデルは本体重量が1.2Kgと軽量かつ小型のボディでありながら、中々のパワーを持つ使い勝手の良いエアインパクトレンチです。
- 最大トルク…470N・m
- 無負荷回転数…10000rpm
- 差込角…12.7sq
上記のようにコンパクトでありながら最大トルク、回転数ともに中々の数値で使いやすいのが特徴的です。
また耐久性とパワーに優れたツインハンマーが採用されていて、スイッチの引き具合で無段階の出力調整ができる点も好評です。
タイヤ交換はもちろん駆動系作業など幅広いシーンで活躍してくれる、そんな万能タイプのエアインパクトレンチだと言えるでしょう。
空研 KW1600PROX
参照『空研 KW1600PROX』
次に空研の超軽量インパクトレンチとして好評な「KW1600PROX」についても触れていきます。
このモデルは一般的なデザインでありながら本体重量が1.72Kgと軽量であり、シンプルな性能が好評です。
- 最大トルク…330N・m
- 無負荷回転数…6000rpm
- 差込角…12.7sq
上記のようにトルクや回転数もバランスが良く、トルクの立ち上がりが早いのが特徴的です。
また低振動かつ低騒音な点も魅力的であり、趣味のDIYや自宅のタイヤ交換などをスムーズに行うことができます。
そこまでパワーが強力なモデルではありませんが、軽くて使いやすく、それでいてバランスの良い性能を備えているので初心者にもオススメなエアインパクトレンチです。
京都機械工具(KTC) JAP461
参照『KTC JAP461』
また京都機械工具(KTC)の「JAP461」も人気のエアインパクトレンチです。
このモデルは本体重量が2.2Kgで非常にパワフルなエアインパクトレンチとして好評です。
- 最大トルク…880N・m
- 無負荷回転数…6800rpm
- 差込角…12.7sq
上記のように最大トルク数がかなり高めであり、ツインハンマーを搭載したハイパワーが魅力的です。
またトリガーの引き具合で回転数の調整ができる「ティージングスロットル」を採用しつつ、右回転時には4段階で調整が可能です。
さらに低騒音・高強度、そして優れた耐久性を兼ね備えているため、パワフルかつ高性能なエアインパクトレンチを求めている人にオススメなモデルだと言えるでしょう。
ストレート(STRAIGHT) 15-284
参照『STRAIGHT 15-284』
そしてストレート(STRAIGHT)の軽量仕様の「15-284」についても解説していきましょう。
このモデルは本体重量が?1.6Kgと軽量小型サイズでありながら、かなりパワーのあるエアインパクトレンチです。
- 最大トルク…520N・m
- 無負荷回転数…8000rpm
- 差込角…12.7sq
上記のように中々の高出力であり、ツインハンマーを搭載していて、さらに正逆回転ともに3段階のトルク調整機能付きなので使い勝手も抜群です。
さらにパワーや機能面のバランスが良いモデルでありながら1万円前後で購入できるコスパの良さも魅力的です。
はじめての人でも使いやすいタイプなので、DIYやタイヤ交換などにエアインパクトレンチを活用したいと考えている人にオススメだと言えるでしょう。
ベッセル(VESSEL) GT-1600VP
参照『VESSEL GT-1600VP』
最後にベッセル(VESSEL)の「GT-1600VP」について紹介していきます。
このモデルは本体重量が?1.91Kgであり、小型で軽量な使いやすいエアインパクトレンチです。
- 最大トルク…304N・m
- 無負荷回転数…8500rpm
- 差込角…12.7sq
他のモデルと比較すると最大トルクは大きくありませんが、一般的な乗用車の整備などには活用できるスペックにまとまっています。
自宅でのタイヤ交換、またDIYなど手軽にエアインパクトレンチを使いたいと考えている人は、小型で使いやすいこのモデルを候補に加えてみるのも良いのではないでしょうか。
エアインパクトレンチは使いやすい人気のエア工具
今回はエアインパクトレンチの選び方について解説をしつつ、おすすめモデルについてもピックアップしてきました。
また形状や内部構造についても解説してきましたので、エアインパクトレンチについての理解が深まったなんて人もいるのではないでしょうか。
エアインパクトレンチはプロが仕事で使うだけではなく、個人的に車の整備やタイヤ交換、そして趣味のDIYなどでも活用できる非常に便利なエア工具なのです。
そしてコスパが良いモデルも多く、また小型や軽量タイプなども多いので、気軽に試すことができる便利な電動工具でもあります。
特に今まで手動で各種作業を行っていた人は、エアインパクトレンチに切り替えるだけで作業効率がグッと上がり、負担・労力も軽減することができるので非常に快適な作業が実現できるでしょう!
今回お話してきた内容を参考にしつつ、あなたにピッタリなエアインパクトレンチを選んで活用してみることをオススメしますよ。
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