【コード式・充電式】マキタのおすすめはつり機7選!悩んだらまずこれを参考にしよう
はつり機は比較的小型のものから、道路工事で使用される大型のものまで幅広いですが、やはり選択肢は多いほうが選びやすいとおもいます。
マキタのはつり機は、コード式と充電式があるので作業環境や作業内容に応じて選ぶことができます。
また独自の防振機構を搭載しているモデルや、メンテナンスフリーのブラシレスモーター搭載モデルもあるので、あなたにぴったりのはつり機が見つかります。
そこで今回は、マキタのはつり機について以下のことがわかる内容になっています!
- マキタのはつり機の特徴と選び方
- 【コード式・充電式】マキタのおすすめはつり機7選
- マキタの専用シャンクってなに?
マキタのはつり機についてよくわかる内容になっているので、ぜひ最後まで読んでみてください!
マキタのはつり機の特徴と選び方
「電動工具メーカーにこだわりがないけど、使いやすいはつり機がほしい」という方から、「機能や性能にこだわって選びたい」という方におすすめなのがマキタのはつり機です。
マキタのはつり機はラインナップが豊富なので、その分作業内容に応じて適切なモデルを選ぶことが可能です。
また、マキタ独自の機能を搭載しているモデルもあるので、いろんなはつり機を見て比較することをおすすめします。
そこでここからは、マキタのはつり機でできることと注目の付加機能、マキタのはつり機の選び方を紹介していきます。
マキタのはつり機でできることとは?
マキタは、家庭用コンセントでも使用できる単相100Vコード式と充電式の2種類からはつり機をラインナップしています。
いずれの場合も作業に応じて適切なモデルを選ぶことが必要になります。
コンパクト軽量モデルなら壁や天井での作業でも本体をしっかり支えて作業することが可能です。
「充電式はパワーや残容量が気になる…」という方には、2019年にマキタは40Vmaxを発表し、コード式と遜色のないハイパワーなモデルを実現しました。
18Vモデルよりも稼働時間が長くなっており、本体やバッテリーにも防滴・防じん仕様になっているので、ぜひ一度チェックしてみましょう。
マキタのはつり機はここが違う!選ぶ時は付加機能もチェック
はつり機は以下の5つのポイントを確認しながら選ぶことで、あなたにぴったりの一台を見つけることができます。
- 本体サイズ・重量
- シャンクの種類
- カーボンブラシの有無
- 電源方式
- 打撃数(回/分)
特に耐久性やメンテナンス性を考えると、ブラシレスモーターを採用したはつり機がおすすめです。
他には、はつり機に搭載された〝付加機能〟にもぜひ注目してみてください。
- 低振動機構「AVT」
- ブラシレスモーター搭載
- 防滴・防じんAPT仕様
- 防滴・防じん規格IP56 など
ブラシレスモーターを採用したはつり機なら、カーボンブラシが不要になるのでメンテナンスフリーで使用することができます。
また作業現場が粉じんが舞いやすい、屋外作業が多いなどハードな場合は、防滴防じん「APT」や「IP56」仕様のはつり機やバッテリーを選ぶのをおすすめします。
APTやIP56は完全に粉じんや水の浸入を防ぐことができるわけではありませんが、非対応モデルと比べて本体に粉じんや水が浸入しにくく、万が一侵入しても排出しやすくなっています。
そのためはつり機本体やバッテリーの寿命を伸ばすことができます。
このようにマキタのはつり機にはさまざまな特徴や付加機能があるので、あなたにぴったりのモデルを探してみてください。
マキタのはつり機の特徴や選び方については、以下の記事で詳しく解説しています。
【コード式・充電式】マキタのおすすめはつり機7選
マキタのはつり機はコード式が主流で、充電式は40Vmaxシリーズの2機種のみがラインナップしています。
今後マキタは40Vmaxシリーズを拡大していく予定なので、後日新製品が発表される可能性があります。
しかしながら、現時点ではコード式がほとんどを占めており、ここからご紹介するおすすめ7機種も5機種がコード式です。
コード式と充電式の性能や機能の違いを比較しながら、あなたにぴったりの一台を見つけてみましょう!
【コード式】HM0871C
打撃エネルギー |
EPTA基準 |
8.1ジュール |
旧基準値 |
2.0〜11.6ジュール |
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打撃数 |
1,100〜2,650min-1 |
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電源 |
単相100V |
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本機寸法 |
466mm×116mm×230mm |
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本機質量 |
5.3kg |
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コード |
5m |
|
カーボンブラシNo. |
350 |
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機能 |
シャンク/SDSシャンク |
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標準小売価格 |
61,600円 |
参照
『makita HM0871C』
「低振動でコスパの良いはつり機がほしい」という方におすすめなのが、コード式モデルのHM0871Cです。
HM0871Cはマキタの低振動機構と、無負荷時は打撃数を落として、はつり作業時に負荷がかかると高打撃数を放つ「ソフトノーロード」も搭載しています。
そのため、あばれが少ないのでしっかりと狙いを定めることが可能です。
HM0871Cは防振機構を採用していますが、グリップ部分の下部と支点にバネを設けたことで、はつり作業中の振動を吸収します。
さらにエアでおもりをピストンとは逆方向に押し出すことで、振動を相殺して徹底的に振動を軽減しています。
手に優しいマキタのはつり機をお探しの方には、HM0871Cがおすすめです。
【コード式】HM0830
打撃エネルギー |
EPTA基準 |
7.2ジュール |
旧基準値 |
8.3ジュール |
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打撃数 |
2,700min-1 |
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電源 |
単相100V |
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本機長さ |
390mm |
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本機質量 |
4.5kg |
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コード |
5m |
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カーボンブラシNo. |
304 |
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機能 |
シャンク/六角シャンク17mm |
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標準小売価格 |
55,500円 |
参照
『makita HM0830』
「軽量でコンパクトなマキタのはつり機がほしい!」という方におすすめなのがHM0830です。
HM0830は六角17mmのはつり機で、本体重量は一般的なはつり機よりも軽いわずか4.5kgになります。
軽量なので、長時間作業時の疲労を低減するだけではなく、ワンタッチツールリテーナーを採用しているので先端工具の着脱を手軽に行えます。
ハウジングはアルミを採用しているので放熱性が良く、耐久性もしっかりしているのが特徴です。
ソフトグリップで持ちやすく。別売りの「バレルカバー」を使用すればさらに持ちやすくなります。
そのためHM0830は、「扱いやすいマキタのはつり機がほしい!」という方におすすめです。
【コード式/AC100V・200V】HM1500
打撃エネルギー |
EPTA基準 |
24.9ジュール |
旧基準値 |
28.5ジュール |
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打撃数 |
1,300min-1 |
|
電源 |
単相100V |
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本機長さ |
647mm |
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本機質量 |
17kg |
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コード |
5m |
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カーボンブラシNo. |
210 |
|
機能 |
シャンク/六角シャンク30mm |
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標準小売価格 |
138,000円(単相100V) |
参照
『makita HM1500』
「ガツガツはつり作業ができるパワフルなはつり機が欲しい!」という方におすすめなのが、マキタのHM1500です。
HM1500はパワーロスを最小限に抑えて、空気を効率良く圧縮して強力な破砕力を実現する「アクションシリンダー方式」のはつり機で、質量17kgの重量級モデルです。
空打ちを防ぐためにシリンダー内の空気を自動調整して、ストライカーをコントロールします。
軽いタッチで再度打撃が可能なので、粘土質の柔らかな土堀りや溝つきにも安定して使用できます。
大きくハイパワーなはつり機は手に伝わる振動が心配ですが、HM1500はウレタン製の防振ハンドルを採用しているので、手に伝わる振動を抑えて疲労を軽減します。
サイドハンドルは360°回転するので、自在にポジショニングが可能です。
「ハイパワーでも安全性や使いやすさにこだわりたい!」という方に、マキタのHM1500はおすすめです。
【コード式】HM1317C
打撃エネルギー |
EPTA基準 |
21ジュール |
旧基準値 |
33.8ジュール |
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打撃数 |
730〜1,450min-1 |
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電源 |
単相100V |
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本機長さ |
715mm×129mm×266mm |
|
本機質量 |
17kg |
|
コード |
5m |
|
カーボンブラシNo. |
175 |
|
機能 |
シャンク/六角シャンク30mm |
|
標準小売価格 |
130,200円 |
参照
『makita HM1317C』
「しっかりと防振対策をしたい」という方におすすめなのが、マキタのHM1317Cです。
ソフトノーロードで無負荷時も低振動にすることで、ビットの暴れが少なくなるのでしっかりと狙うことが可能です。
はつり作業時も低振動機構で低振動を実現することができ、ストライカの動きとは逆方向にウェイトを動かすことで本体の振動を抑えることができます。
作業者の手に優しいだけではなく、プラスチック製の専用キャスターケースが付属するので持ち運びも楽ラクです。
防振対策に重きをおいているはつり機をお探しの方に、マキタのHM1317Cがおすすめです。
【コード式/AC100V・200V】HM1812
打撃エネルギー |
EPTA基準 |
57.7ジュール |
旧基準値 |
62ジュール |
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打撃数 |
870min-1 |
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電源 |
単相100V(15A/100W) |
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本機長さ |
843mm×608mm×210mm |
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本機質量 |
31kg |
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コード |
5m |
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カーボンブラシNo. |
218 |
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機能 |
シャンク/専用シャンク29mm |
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標準小売価格 |
239,400円 |
参照
『makita HM1812』
「とにかく快適に硬い素材へのはつり作業をしたい!」という方におすすめなのが、マキタのHM1812です。
HM1812は専用シャンク29mmを使用する超重量級モデルですが、超・低振動でコンクリートなど硬い素材のはつり作業時でも快適に行えます。
この防振技術はEPTAプロシージャー05/2009に準拠するもので、手元に伝わる振動を極限まで低減します。
ハンドル部と振動部が別体構造になっているので、ハンドル部へ伝わる振動は大幅に低減します。
通電表示ランプや、キャブタイヤコードフック、ハウジングに持ち手を設けるなど、快適に作業を行える工夫がされているのも嬉しいです。
コンクリートなど硬い素材のはつり作業で、はつり機に快適性を求めている方にマキタのHM1812がおすすめです。
【充電式/40Vmax】HM001GZK
打撃エネルギー |
EPTA基準 |
9.4ジュール |
旧基準値 |
12.1ジュール |
|
打撃数 |
0〜2,650min-1 |
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本機長さ |
496mm×113mm×258mm |
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本機質量 |
6.3kg |
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1充電あたりの作業量目安 |
コンクリート・圧縮強度40MPa |
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標準小売価格 |
67,700円 |
参照
『makita HM001GZK』
これまでマキタはコード式のはつり機に注力していましたが、2019年に40Vmaxシリーズを発表してから、充電式モデルとしてHM001GZKをラインナップしました。
40Vmaxシリーズは、従来のバッテリーとは異なるマキタ独自構造の専用バッテリーを採用したことで、電動工具が持つ本来のスペックを引き出すシリーズです。
本体とバッテリーともに防滴・防じん仕様になっており、バッテリーの耐久性が18Vバッテリーよりも大きくアップしています!
マキタ史上最高峰のハイパワー充電式電動工具シリーズ40Vmaxであれば、はつり作業もコードレスで行えます。
HM001GZKはブラシレスモーターを搭載した高出力・高耐久・メンテナンスフリーのはつり機になります。
またハイパワーなモデルは手に伝わる振動が気になりますが、HM001GZKは低振動機構「AVT」を採用しており、防振二重構造、アクティブ動吸振器を設けることで、徹底した防振技術を搭載したモデルです。
コード式モデルでも搭載されていたソフトノーロードやサイドグリップ付き、ワンタッチスライド式チャックなど多機能な他に、40VmaxのHM001GZKは集塵機と無線連動が可能です。
集塵機も無線連動対応モデルである必要がありますが、別売りのワイヤレスユニットを装着して使用することで、はつり機のスイッチをONにすれば、集塵機本体のスイッチもONになります。
もちろんOFFも同時にできるので、効率的にクリーンな作業現場を保つことが可能です。
40Vmaxシリーズの登場で、ついにはつり機でも充電式の時代がやってきましたが、40Vmaxのデメリットとしてバッテリーの互換性を知っておく必要があります。
マキタの主力製品は18Vシリーズで、40Vmaxシリーズは2024年4月のカタログでは210モデル、40Vmaxバッテリーを2本使用する80Vmaxシリーズは5モデルとなっています。
18Vシリーズが全部で393モデルあることを考えると、マキタ製品のなかではまだまだラインナップが豊富とは言えません。
マキタ製品の18V機であれば、18Vバッテリーを使い回すことができますが、40Vmaxバッテリーは40Vmax機でしか使用できないので注意しましょう。
デメリットもありますが、電源コードがないはつり機というのは大変魅力的なので、「コードレスの充電式モデルで、多機能なはつり機がほしい!」という方にマキタのHM001GZKがおすすめです。
【充電式/40Vmax×2本(80Vmax)】HM002GZK
打撃エネルギー |
EPTA基準 |
20.9ジュール |
旧基準値 |
27.5ジュール |
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打撃数 |
950〜1,900min-1 |
|
本機長さ |
574mm×146mm×324mm |
|
本機質量 |
12.1kg |
|
1充電あたりの作業量目安 |
コンクリート・圧縮強度40MPa |
|
標準小売価格 |
131,900円 |
参照
『makita HM002GZK』
「マキタのなかで最もハイパワーなはつり機がほしい!」という方におすすめなのが、HM002GZKです。
HM002GZKの大きな特徴は、前述したハイパワーな40Vmaxバッテリーを2本使用した「80Vmaxシリーズ」のはつり機ということです。
打撃エネルギーが20ジュールととても高く、マキタの10kgクラスコード式はつり機と比べてはつり機能は約25%も向上しています。
その他の付加機能は前述したHM001GZKとほとんど同じで、作業者の手にやさしいAVT仕様、防滴・防じん仕様、ソフトノーロードなど使いやすい機能が搭載されています。
「とにかくパワー重視!」という方に、マキタのHM002GZKはおすすめです。
マキタのはつり機で使用するシャンクとは?専用シャンクって何?
はつり機の「シャンク」とは、ドリルやチゼルなどの先端ビットの柄の部分のことです。
モデルによって刃の取り付け部分の構造が違うので、使用するはつり機にあわせてシャンクを選びましょう。
ほとんどのはつり機が、「六角軸シャンク」「SDSシャンク」に対応しています。
六角軸シャンクは、軸の部分が六角になっていてサイズは6.35mm、13mm、17mm、21mm、30mmと豊富です。
はつり機では13mm以降の太い六角軸シャンクに対応していることが多く、17mm以上の六角軸シャンクは回転のない先端工具によく使われます。
次にSDSシャンクは、シャンク部分に溝があるのが特徴的で、ドイツ語で「Sreck Dreeh Sitzt(差し込む・回す・固定する)」から名付けられました。
SDSシャンクには「SDS+シャンク」と「SDSマックスシャンク」の2種類があり、SDSプラスシャンクは軸の太さが10mm、SDSマックスシャンクは軸の太さが18mmになっています。
SDSシャンクはそれぞれ専用のはつり機でしか使用できないので注意が必要です。
最後にマキタのはつり機には、一部モデルで専用シャンクを使用します。
マキタの専用シャンクはマキタが開発したシャンクのことで、例えばご紹介したコード式はつり機HM1812であれば専用シャンク29mmを使用します。
専用シャンク29mm(部品番号:A-59368)は十字形状の先端形状をしており、先端の鋭さを維持することが可能です。
専用シャンクを使用することで、はつり能力がマキタの通常ブルポイントと比べて約25%アップしています。
このように専用シャンクを使用するモデルもあるので、必ず購入前に確認しておきましょう。
まとめ
マキタのはつり機は高い防振技術が採用されていて、はつり機の構造そのものも防振設計になっているので作業者の手にやさしいのが特徴です。
マキタははつり機に関してはコード式に重きを置いていますが、2019年に40Vmaxシリーズを発表したことで、充電式のコードレスはつり機もラインナップしました。
今回ご紹介したマキタのおすすめはつり機は全部で7機種でしたが、「でも結局どれにしたらいいかわからない…」と悩んでいる方は、今回の記事でマキタのはつり機の特徴や選び方をぜひ参考にしてみて、ご自身に合うはつり機を選んでみてください!
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