コンプレッサーの選び方を徹底解説!タンク容量やおすすめモデルも!
「コンプレッサーの選び方で悩んでいる!」
「コンプレッサーのタンク容量は大切なの?」
「おすすめなコンプレッサーのモデルを知りたい!」
空気を圧縮する工具として非常に便利なコンプレッサー!
圧縮した空気を排出することで、様々な作業を効率的に行うことができます。
元々はエアツールと組み合わせて建設現場で使われることが多い工具でしたが、最近ではDIY用として購入する人も増えてきています。
そんなコンプレッサーですが、初めて購入する人の中には選び方がわからずに購入まで踏み切れない人もいるようです。
そこで今回はコンプレッサーの選び方について、悩む人が多いタンク容量などの部分も含めてシンプルに解説をしていきたいと思います。
また本当におすすめできるモデルも厳選して紹介していきますので、ぜひ参考にしてみてください。
コンプレッサーの選び方や確認ポイントを解説!
それでは早速コンプレッサーの選び方、大切な確認ポイントについて解説していきましょう。
具体的な5つのポイントを挙げつつ解説していきますので、各項目を参考にしてみてください。
タンク容量
まずコンプレッサーの選び方として、タンク容量で選ぶ点について触れていきましょう。
コンプレッサーは空気を圧縮して排出する工具ですが、そのためには空気を溜める場所が必要になります。
それがタンクであり、その容量が大きければ大きいほど空気を溜めることができ、作業できる時間が増えます。
長時間コンプレッサーを使いたい場合には当然タンク容量が大きなモデルを選ぶのが良いでしょう。
ただしタンク容量が大きくなればなるほどサイズも大きくなるため、用途に合わせた適切なモデルを選ぶのがスマートですね。
吐き出し空気量
次に吐き出し空気量を重視する選び方について触れていきます。
吐き出し空気量とはコンプレッサーのタンク内に空気を溜めることができる「量と時間」の数値、と言えばイメージしやすいでしょうか。
吐き出しなのに溜める量と時間なので日本語として不自然に感じるかもしれませんが、コンプレッサーのスペック・数値ではそのように表現されます。
ちなみに吐き出し空気量は「0.7MPa… 95L/min」のように表記され、MPaは圧力の単位を指します。
そして上記はタンク内の圧力が0.7MPaの場合、1分間で95Lの空気が溜まるといった数値になります。
ですが、タンク内の圧力が高くなればなるほど、空気を溜め込むことができる量は減っていきます。
少しややこしいかもしれませんが、最終的にはスペックの「L」が大きいほどタンク内に空気を溜める時間が早くなると覚えておきましょう。
タンク内の最高圧力
またタンク内の最高圧力も選び方で大切なポイントです。
これはタンクの中でどのぐらいの圧力を上げられるかを示す数値ですね。
タンク内の最高圧力が高いほど、それが低下するまでの時間も長めになります。
それは作業できる時間が長くなることでもありますので、コンプレッサーの使用用途次第では最高圧力もチェックするのが良いでしょう。
基本的にはタンク内の最高圧力は0.8MPaであることが多いですが、プロ仕様のモデルとなると4.6MPaなどのモデルもあります。
一般的なDIYの場合は0.8~1MPa程度で問題はありませんが、仕事で活用する場合はもう少し最高圧力が高いモデルも選択肢に入れるのが良いかもしれませんね。
出力・馬力も大切なポイント
そして出力・馬力も選び方で大切なポイントなので解説していきましょう。
これは使いたい「エアツール」を問題なく使えるか、といった部分に直結する数値ですので、軽視してはいけないのです。
ちなみにメーカーによっては「馬力」ではなく「kw」や「消費空気量」と表記されることがあります。
「1馬力(0.75kw)…75L/min~」や「2馬力(1.5kw)…160L/min~」などの数値を見たことがある人もいるかもしれませんね。
コンプレッサーの馬力が大きいほど供給できる空気量も上がり、使用できるエアツールも増えます。
基本的に1馬力以下だと使えるエアツールが限られてしまうため、最低でも1馬力以上のモデルを選ぶようにしましょう。
オイルフリー式か給油式で選ぶ
最後にコンプレッサーの方式で選ぶ方法について触れていきます。
具体的には「オイルフリー式」か「給油式」で選ぶ形になります。
オイルフリー式の場合は名前の通りオイルが混じらないのでクリーンな空気が出せて、家庭用ならメンテンナスも非常に楽だというメリットがあります。
その反面、騒音や振動が大きいというデメリットには注意が必要です。
給油式の場合はオイル交換等のメンテナンスも必要になりますし、オイルミストが空気に混じってしまうデメリットがあります。
ですが、騒音や振動が小さく、耐久性にも優れるため人によってはかなり使いやすいと感じるかもしれませんね。
オイルフリー式、給油式のどちらにもメリット・デメリットが存在しますので、自身の利用用途を想定しつつ、最適なモデルを選ぶことをオススメします。
用途別のタンク容量の目安
補足として用途別にタンク容量の目安を解説していきましょう。
- エアブラシやエアカッター…約8L
- タイヤの空気入れ…約8~13L
- エアダスターやエアブロー…約30L
- カップがんやスプレーガン…約30L
- 一般的なタイヤ交換作業…約30L
作業時間によって必要な空気量(タンク容量)は異なりますが、上記の容量を目安にするとわかりやすいと思います。
容量が不足してしまうと作業時にかなり不便に感じてしまうため、少し余裕のあるタンク容量のモデルを選んでおくことをオススメします。
コンプレッサーで動かせるエアツールの種類を解説
ここからはコンプレッサーで動かせるエアツールの種類について解説をしていきましょう。
使いたいと思っているエアツールもあれば、意外と便利そうだと感じるエアツールもあるかもしれませんので、ぜひチェックしてみてください。
エアインパクトドライバー
まずはエアインパクトドライバーについて解説していきましょう。
エアインパクトドライバーとはコンプレッサーと接続して、圧縮空気を動力としてネジなどを締めたり緩めたりする空圧工具です。
最近ではカーアクセサリーの取り付けやアルミサッシの組み立て、木工作業などDIYのネジ締めなどに活用する人も増えてきています。
幅広い分野で活躍できる工具なので、本格的にエアインパクトドライバーを使うためにコンプレッサーを検討している人もいるようですね。
もしエアインパクトドライバーを使いたいと思っている人は、コンプレッサーのスペックが不足することがないように、エアインパクトドライバーで必要な数値を満たしているコンプレッサーを選ぶようにしましょう。
エアインパクトレンチ
次にエアインパクトレンチについても触れていきましょう。
エアレンチとは名前の通りコンプレッサーで圧縮した空気を動力源として、ボルトやナットの締め・緩めを行うための空圧工具です。
仕事で活用する人もいれば、家族の車も含めて自動車整備やタイヤのナット締めなどに活用する人もいます。
他にもコンクリート型枠作業の着脱などにも使われる空圧工具なので、人によってはかなり活躍してくれる工具の一種でしょう。
エアハンマー
またエアハンマー(エアチッパー)についても解説していきます。
エアハンマーとはコンプレッサーで圧縮した空気でハンマーを動かし、コンクリートや岩盤を砕いたりする空圧工具です。
砕く以外にも削ったりする際にも活用する空圧工具なので、様々な現場で重宝される工具です。
またサイズによってはサビ落としや塗装剥がしなどにも活用できるため、用途次第では一般家庭でも頼りになる空圧工具の一種と言えるでしょう。
エアサンダー
そして意外と便利なエアサンダーについても紹介していきましょう。
エアサンダーとは圧縮空気の力を活用して、金属や樹脂などを研磨したり削ったりする空圧工具です。
研磨用ペーパー・パッドや砥石をつけて使用しますが、作業内容・用途次第で様々な種類があります。
研磨や塗装、サビを剥がす際に使用することが多いので、DIY用としては知名度が低いかもしれませんが、用途次第ではかなり便利な空圧工具だと言えますね。
エアフラックスハンマー
最後にエアフラックスハンマーについても解説していきます!
エアフラックスハンマーは溶接後のバリ落とし、またアルミのハツリをする際に使われる空圧工具です。
塗料やサビ落としをする場合、また狭い場所で作業もできる工具なので、ストレート型になっているのが特徴的です!
どちらかと言えば職人さんが活用する工具ではありますが、自身でこだわったリフォームなどを行う人も活用を検討してみても良いかもしれませんね。
オートチゼル
補足としてオートチゼルについても紹介していきましょう。
オートチゼルは圧縮空気で活用する「空気式高速タガネ」であり、効率的な板金作業を行うことが可能です。
先端工具の交換をするだけで様々なチゼル作業に対応することができ、職人が愛用することも多い空圧工具の一種です!
鉄剤の切断やボルトの削りはもちろん、鉄板のサビ落としや塗料落とし、コンクリートの破砕など本当に様々な用途で活躍してくれる空圧工具ですね。
一般家庭では利用する機会は少ないかもしれませんが、工場や現場では重宝するため、仕事用でエアツールを検討している人はコンプレッサーとオートチゼルを活用してみるのも良いのではないでしょうか。
コンプレッサーのおすすめモデルをピックアップ
ここからはコンプレッサーのおすすめモデルについて解説をしていきたいと思います。
人気の5モデルについて特徴なども含め解説していきますので、どれにしようか迷っている人は参考にしてみてください。
AC462XS
参照
「makita AC462XS」
まずオススメなコンプレッサーとして紹介したいのが「AC462XS」です。
電動工具メーカーとして有名なマキタ製のコンプレッサーであり、タンク容量が7Lとコンパクトで使い勝手が良いモデルです。
DIYでも使用しやすいスペックであり、重量も14kgと比較的持ち運びもしやすい重量・サイズ感なので初めての人でも使いやすいのが特徴的です!
またラバークッションが付いているので振動が軽減され、さらにダブルファンで騒音を抑える仕様なのも好評な理由だと言えるでしょう。
AC462XLH
参照
「makita AC462XLH」
次にオススメなコンプレッサーとして「AC462XLH」も紹介していきましょう。
こちらもマキタ製のコンプレッサーであり、タンク容量は11Lと先のモデルよりも少し大きめのモデルです。
最高圧力は4.5MPaと優れた性能を誇り、静音とパワーを両立した万能モデルとして好評です!
またデジタル表示なので初めての人でも馴染みやすく、コスパも良く人気モデルとして候補に加えてみることをオススメします。
TRTO-SC20L
参照
「True Tools TRTO-SC20L」
そして「TRTO-SC20L」も人気のコンプレッサーの1種です。
こちらはTrueTools製のコンプレッサーであり、タンク容量が20Lと容量大きめなモデルです。
タイヤの空気入れやDIYなどの用途にも使いやすく、それでいて2万円程度とかなりコスパが良いのも魅力的なポイントです!
タンク容量が多めで価格が安い、それでいて使い勝手が良いコンプレッサーを探している人にピッタリなモデルだと言えるでしょう。
SR-251
参照
「SK11 藤原産業 SR-251」
また「SR-251」もおすすめモデルとして紹介していきます。
こちらは藤原産業のコンプレッサーであり、タンク容量が30Lの大容量モデルです!
タンク容量が大容量なのでタイヤの空気入れはもちろん、エアタッカーやペイント作業など様々なシーンで活躍してくれる頼もしいモデルです。
重量は約35kgと少し重くなっておりますが、タンク容量が大きいモデルを探している人にはオススメなコンプレッサーです。
TRTO-SC39L
参照
「True Tools TRTO-SC39L」
最後に「TRTO-SC39L」についても紹介していきましょう。
こちらはTrueToolsのコンプレッサーで、なんとタンク容量が39Lと圧倒的な容量を誇ります。
非常にパワフルで様々なシーンで活躍してくれますが、かなり静かに使うことができるので静音を求める人にもオススメです。
タンク容量が大きな分、本体重量は25.5kgと重くなってしまうので、その点はしっかりと把握しつつコンプレッサー選びの候補に加えてみてはどうでしょうか。
コンプレッサーは適切な選び方で快適に使える
今回はコンプレッサーの選び方について解説をしつつ、本当におすすめできるモデルについても紹介してきました。
エアツール・空圧工具を活用するために必要不可欠なコンプレッサーですが、各々を適切に組み合わせることで様々なシーンで活躍してくれる頼もしい工具です。
特に汎用性に優れたエアツールは仕事用としても、そして個人がDIYで活用するのにも便利なアイテムです!
コンプレッサーが必要ということで敬遠している人もいるかもしれませんが、実際に活用してみるとその使い勝手の良さと利便性に驚く人も多いでしょう。
もし当ページの内容を参考に自分にピッタリなコンプレッサー、そしてエアツールが見つかった人は、ぜひ積極的に活用してみることをオススメします。
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