ビス打ち機って何?釘打ち機との違いやおすすめモデルを5つ紹介!
現代の施工ではスピーディーに釘やビスを打ち込んで行くことで、作業工程に貢献しているといっても過言ではありません。
しかし工具には似たものがたくさんあり他に、ビス打ち機と釘打ち機は見た目も名前も似ています。
そこで今回は、ビス打ち機について以下のことが分かる内容になっています。
- ビス打ち機の用途とは?メリット・デメリットも紹介
- ビス打ち機の選び方のポイント
- おすすめビス打ち機5選
ビス打ち機って何?どうやって使うの?どうやって選んだら良いの?
ビス打ち機についてよくわかる内容になっているのでぜひ参考にしてみてくださいね!
ビス打ち機は何に使う?用途とメリット・デメリット
建築現場には、見た目も用途もよく似た工具がいくつかあります。
その代表が〝ビス打ち機〟と〝釘打ち機〟です。
そこでここからは、ビス打ち機と釘打ち機の違いや用途、メリット・デメリット種類について解説していきます!
ビス打ち機とは?
ビス打ち機を何に使うのかというと、現場で大量の石膏ボードを素早く、固定するために使用します。
ビス打ち機とは、ビスを打ち込む〝ビス打ち〟と、締付けである〝固定〟を同時におこなえるエア工具です。
ビス打ち機はコンプレッサーと接続して作業するので、別途コンプレッサーが必要になります。
エアの力をくわえることで、部材にビス打ち機を軽く押し当てるだけで素早くビス打ちが可能です。
釘打ち機など類似工具との違い
ビス打ち機と見た目や役割が似ていて、間違えられやすい工具があります。
それは「釘打ち機」です。
ビス打ち機はビスの打ち込みや締め付けができます。
一方で釘打ち機は〝釘〟を打ち込んでいくためのエア工具です。
このように構造や用途が全く異なる工具なので、釘打ち機とビス打ち機を併用することはできません。
そもそも使用するのが釘とビスで違うので、本体の構造が異なるのです。
ビス打ち機に使用するコイル状のビスを選ぶときの注意点!
ビス打ち機に使用するビスを巻いてあるものを〝コイル〟と呼びます。
コイル1巻きあたり100本のビスがつながっており、そのままの状態でビス打ち機のマガジンに装填できます。
また、石膏ボードの場合は、「DTSN」と呼ばれる規格を使用します。
DTSNは防火基準などの建築基準法の各種基準に適合しているのが特徴で、長さは30mm以上、呼び経4.2mm以上、頭部の形状はトランペット型と細かく決められています。
ビス打ち機の選び方は?ポイントを抑えて選ぼう!
ビス打ち機はさまざまなメーカーから多種多様なモデルが販売されています。
そのためしっかりと選び方のポイントを知っておかないと、あなたが使いやすいモデルに出会うことができません…。
ステキな一台に出会うためにも、ぜひ選び方のポイントを知っておきましょう!
対応ビスは何か?
一つ目は、対応しているビスの全長を確認することです。
ビス打ち機はさまざまなメーカーから多種多様なモデルを販売しており、対応しているビスの長さが異なります。
そのため、ビスの長さは必ずカタログをチェックしておきましょう。
重量・本体のサイズ感はぴったりか?
作業内容によっては、長時間作業することもあるでしょう。
特にビス打ち作業は長丁場となるので、手に持ったときの負担を減らすために本体重量を確認しておくのもおすすめです。
ただしビス打ち機はそこまで本体重量に差があるエア工具ではないので、あってもグラム単位です。
例えばマキタのAR320HR/32mmは1.8kgですが、マックスのHV-R51G1-Gは2.0kgと200gの差しかありません。
この差が大きいか、小さいかは個人差があると思いますので、実店舗で実際に製品に触れてみることをおすすめします。
また本体サイズは重量よりも差があるので、よくチェックしておきましょう。
メーカー/機種 |
長さ |
幅 |
高さ |
マキタ/AR411HR |
276mm |
74mm |
316mm |
ハイコーキ/WF4HS |
292mm |
119mm |
298mm |
マックス/HV-R41G5 |
300mm |
116mm |
390mm |
マキタのモデルは幅が74mmと大変コンパクトなので、幅広い作業に活用することができます。
付加機能も忘れずチェック!
ビス打ち機にはさまざまな付加機能が搭載されています。
- ビス切れお知らせ機能
- カムアウト低減機能
- カンタンビット交換機能
- 単発・連続切り替え機能 など
特にビット交換機能は、本体を分解せずにその場でスムーズなビット交換ができるモデルです。
ビットを頻繁に交換する方におすすめで、さらに付加機能の多さを狙ってビス打ち機を狙うならマックスが付加機能が多いのでおすすめです。
ビス打ち機のおすすめメーカー
ビス打ち機のなかには、誰もが納得できる優秀なモデルをラインナップしているメーカーがあります。
- マックス
- マキタ
- ハイコーキ
上記3つのメーカーは、ビス打ち機を購入するなら必ずチェックしておきたいメーカーです。
おすすめビス打ち機5選!悩んだらこのモデル!
マックス、ハイコーキ、マキタは、ビス打ち機の〝御三家〟と言っても過言ではありません。
しかしそれぞれのモデルに小さな違いがあるので、ポイントをしっかりと抑えてあなたが使いやすいモデルを見つけましょう!
ハイコーキ WF4HS
参照
「ハイコーキ WF4HS」
ハイコーキのビス打ち機で〝とにかく速いモデル〟をお探しお方は、WF4HSがおすすめです。
本体サイズは長さは292mm、幅が119mm、高さは298mmです。
打ち込み諸元を見直したことで、ネジ締め速度を従来のWF4H3と比べて約1.7倍も速くすることに実現しております!
速いビス打ち機は反動が気になりますが、WF4HSはピストンストロークを変更したことで、打ち込み時の反動を低減しました。
これによって軽い押しつけで安定したねじ締め作業が可能になります!
さらにオイル分離構造によって、効率良くオイルを吸着し、オイル飛散を減らすことを実現しております。
また、スクリュキャップを回すだけで、排気カバーの取り外しがでいるようになっているので、工具レスでらくらくマフラ交換が可能になります。
ハイコーキ WF3HS
参照
「ハイコーキ WF3HS」
反動を低減し、安定した仕上がりを追求したビス打ち機で、ピストンストロークを変更し、打ち込み時の反動を低減しました。
これによって打ち込み深さが安定したことで、軽い押しつけでも面一でねじ締め作業がおこなえるようになりました!
また前述したWF4HSと同じく〝オイル飛散低減構造&らくらくマフラ交換〟で、工具レスでマフラの交換が可能です。
マックス HV-R51G1
参照
「マックス HV-R51G1」
マックスの独自機能である〝垂直ガイドバンパ〟を搭載したHV-R51G1は、従来の28〜51mmの使いやすさをそのままに、51mm対応のターボドライバを採用しています!
近年では国土交通省大臣認定の準耐火仕様に適合するDTSN(JIN規格)ねじが普及していますが、マックスでは一般ねじと比べて太く、頭経も大きいDTSNねじ(32mm・41mm)にくわえて、省令準耐火構造住宅などにも使用される51mmねじを使用消耗品にくわえました。
木材には〝弱〟、鋼製には〝強〟のワンタッチで最適なねじ締め作業(鋼板下地0.8mmまで)が可能です。
最適なモード設定を積極的に利用して作業すれば、カムアウト率を低減させることができ、DTSNねじをご愛用の場合は「弱(木)モード、単発打ち」をおすすめします。
マックスのビス打ち機には残り6本前にセンサーが感知して作業者に知らせる「ねじ検知センサー」を搭載しています。
このねじ検知センサーはメンテナンス時期も教えてくれる仕組みになっているので、確実なタイミングでメンテナンスを行いたい方にもおすすめです。
マックス HV-R41G5
参照
「マックス HV-R41G5」
押しつけ力が従来モデルの30%ダウンと、ネジ締めスピード約80%向上したHV-R41G5は、ねじが装填しやすいマガジン開閉方式で、ねじ装填式、ドア側とマガジンキャップのどちらからでも閉じることがきます。
本体サイズは長さは300mm、幅が116mm、高さは390mmです。
こちらのモデルも「ねじ残量お知らせLEDランプ」を搭載したモデルなので、ねじ残量の低下をお知らせしてくれると共に、メンテナンス時期も教えてくれます。
マキタ AR411HR
参照
「マキタ AR411HR」
軽い押しつけ力で作業が可能で、作業者の負担を考えた構造になっています。
本体サイズは長さは276mm、幅が74mm、高さは316mmです。
連続打ち込み時でもボード面で仕上がる、後者と前者のバランスが良いので低反動で疲れにくく快適なビス打ち機です。
洗練されたスマートボディーは縦型マガジンを採用。エアダスタボタンを押せば、本体内部を通らずクリーンなエアを直接噴射できます。
まとめ
ビス打ち機は釘打ち機と間違えられやすいですが、釘打ち機は釘を打ち込む仕様ですが、ビス打ち機はビスを打ち込んだあとに締め付けを行うのでより固定することができます。
ビス打ち機はさまざまなメーカーが多種多様なモデルを販売していますが、そんなかでもマックス、ハイコーキ、マキタの3社は強く、多くの職人さんに愛されています。
もし「どのモデルにしようかな〜?」と悩んだら、ぜひ今回ご紹介した5つのビス打ち機を参考にしてみてくださいね!
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