フィニッシュネイラーとは?用途や使い方・おすすめモデル5選!

フィニッシュネイラーとは?用途や使い方・おすすめモデル5選!

「フィニッシュネイラーはタッカで代用できるんじゃないの?」
「他に似た電動工具とどう違うの?」と疑問が付きないと思います。


そこで今回は、フィニッシュネイラーについて以下のことが分かる内容になっています。

  1. フィニッシュネイラーとはそもそも何?用途や使い方
  2. フィニッシュネイラーの選び方
  3. おすすめフィニッシュネイラー5選


フィニッシュネイラーについてよくわかる内容になっているので、ぜひ最後まで読んでみてくださいね!

 

フィニッシュネイラーとは?用途や使い方も紹介

フィニッシュネイラーとは、住宅などの内装工事の仕上げで使用される電動工具です。


「フィニッシュネイラ」という商品名は、MAXが商標登録を得ているので、他メーカーは「仕上釘打機」や「面打釘打機」などの製品名で販売しています。


メーカーによって全く呼び名が異なりますが、性能そのものは同じなのでしっかりと自分に合ったモデルを選んでいきたいですね。


おすすめモデルについては後述しますが、フィニッシュネイラーには用途や使い方があるのでしっかりと頭に入れておきましょう。

 

フィニッシュネイラーの用途

フィニッシュネイラーは仕上げ用の釘を打ち込んで、巾木や面木を固定するための工具です。


仕上釘はねじ頭が極限まで小さくなっていて、ある程度の保持力を持ちながら打ち込んだ部分が目立たないようにすることができます。


釘の単価が安いので化粧材などの固定に使用することも多く、型枠工事の面木の固定にも使用します。

 

フィニッシュネイルの特徴と違い

15mm

F15M0シロ・チャ・ベージュ・ダークベージュ・クロ・F15MO-S

20mm

20M0シロ・チャ・ベージュ・ダークベージュ・F20MO-S

25mm

F250シロ・チャ・ベージュ・ライトベージュ ・ダークベーユ・クロ・ライトオーク・ライトキャラメル・F25M0・S・シロ・チャ・ベージュ・ダークベージュ

30mm

F30M0シロ・チャ・ベージュ・ライトベージュ・ダークベージュ・クロ・F30MO-S

35mm

F35M0シロ・チャ・ベージュ・ライトベージュ・ダークベージュ・クロ・ライトオーク・ライトキャラメル
F35NO-S-D35MO-Sシロ・チャ・ベージュ・ダークベージュ

フィニッシュネイラーに使用する釘は「フィニッシュネイル」と呼びます。


釘にはさまざまな形状や大きさ、種類があり、上記の表に紹介したものだけには限りません。


フィニッシュネイルは内装大工から家具製作、型枠作業まで幅広い職人に愛用される仕上げ用の釘のこと。


フィニッシュネイルとよく似たものに〝ブラッドネイル〟という釘があります。


ブラッドネイルは対応している釘打ち機がそもそも異なるので、ブラッドネイルを使用するときは〝ブラッドネイラー〟を使用します。

  • 頭経3.7×1.85mm…ブラッドネイル
  • 頭経1.9×1.3mm…フィニッシュネイル
  • 頭経1.4×1.3mm…スーパーフィニッシュネイル
  • 頭経0.63×0.63mm…ピンネイル


もちろん、フィニッシュネイラーとブラッドネイラーは互換性がないので、別々に用意する必要があるということです。


ブラッドネイルはフロアや無垢材のフロア材固定などに使用する釘のことで、ブラッドネイルはフィニッシュネイルよりも大きいので保持力が高いという特徴があります。

 

フィッシュネイラーとタッカーの違い

フィニッシュネイラーには、よく似た工具としてタッカーや前述したピンネイラがあります。


形状、名称共によく似た工具で、見た目だけではなく基本的な構造も同じです。


ステープルや釘などを打ち込んで部材を固定します。


イメージとしては文房具のホチキスを大きくして強力になったもので、メーカーが商標登録をしているので、各メーカー違った名称で各工具を販売しています。


以下のように、それぞれの工具は機能・性能ともに同じものです。

  • タッカー/ステープル用エアネイラ
  • ピンタッカー/ピンネイラ/ピン釘打ち機
  • フィニッシュネイラ/仕上げ釘打ち機/面木釘打
  • ブラッドネイラ/ブラッド釘打ち機/フロア用釘打ち機


さらにフィニッシュネイラーにはいくつか種類があるので、用途や使いやすさに応じてご自身に合ったモデルを選ぶようにしましょう。

 

フィニッシュネイラーの選び方

フィニッシュネイラーにはさまざまなメーカーがいろんな種類を販売しています。


そのため冒頭でお話ししたように、ご自身に合ったモデルを選ぶことが大切です。


そこでここからは、フィニッシュネイラーの選び方のポイントを3つ紹介してきます!

 

エア式or充電式

フィニッシュネイラーは、大きく分けてエア式と充電式の2つにわけられます。


エア式のフィニッシュネイラーは、コンプレッサーを使用して空気の力で釘を打ち込むタイプになっており、少し前までは圧倒的にエア式を選ぶ方が多かったです。


主流であったエア式のフィニッシュネイラーですが、リチウムイオンバッテリーの性能が格段に向上したことで電動工具に活用できるようになりました。


これによって充電式のフィニッシュネイラーが登場しました。


エア式のフィニッシュネイラーは空気の力で釘を打ち込んでいましたが、充電式のフィニッシュネイラーはバッテリーに蓄電した電力を動力に、どんどん釘を打ち込むことができます。


また、本体にバッテリーを装着しなければならないので本体重量はエア式と比べて重たくなりますが、コードレスなので取り回ししやすいのが人気の秘訣です。


さらに同じメーカーの同じ電圧間であれば、他の電動工具にバッテリーを使い回すことができるので経済的です。

 

高圧用or常圧用

  • 高圧用…1.2〜2.3MPa(12〜23kgf/㎤)で使用可能。パワフルで安定した打撃力を実感します。
  • 常圧用…0.39〜0.83MPa(4〜8.5kgf/㎤)で使用可能。高圧用より長時間の使用に向いています。


エア式のフィニッシュネイラーに限った話になりますが、エア式フィニッシュネイラーには〝高圧〟と〝常圧〟の2種類があります。


使用するコンプレッサーも高圧用・低圧用と異なるので、事前に確認しておきましょう。

 

メーカーで選ぶ

  • MAX
  • マキタ
  • ハイコーキ

エア式工具、充電式工具共に強いメーカーと言われているのが、上記3つのMAX、マキタ、ハイコーキです。


MAXと言えばホチキスなど文房具をイメージされる方が多いと思いますが、実はエア工具に強い工具メーカーという一面も持ち合わせています。


そして国内でトップシェアを誇るマキタと、パワー重視で工具を選ぶ方におすすめのハイコーキがランクイン。


特にマキタとハイコーキは、同メーカー間、同電圧間であれば基本的にバッテリーを使い回すことが可能で、ハイコーキの「マルチボルトシリーズ」であれば18V⇔36Vをお互いに使用することができます。

 

おすすめフィニッシュネイラー5選

繰り返しになりますが、フィニッシュネイラでエア式・充電式共に人気が高いのがMAX、マキタ、ハイコーキの3社です。


ここからは、こちらの人気フィニッシュネイラ3社のなかでも時におすすめできるモデルを合計5機種紹介いたします!

 

【エア式】MAX 高圧フィニッシュネイラ HA-55SF1(D)

参照 
Amazon MAX HA-55SF1(D)

先端の厚みが極力薄くなるように設計されたモデルで、薄いだけではなく丸みをおびています。


従来の形状で施工しづらかった方にとっては朗報で、ヘッド部分にはすっぽりと覆うシリンダキャッププロテクタが付属します。


リフォーム・内装作業時でのクロスや部材への傷つきを防止してくれる他に、安全装置であるメカニカル方式・トリガロック装置が搭載されているので安全な作業を実現します。

適合ネイル

15〜55mm

使用空気圧

1.0〜2.3MPs

ピン装填数

100本(1連)

質量

1.2kg

本機寸法(H×W×L)

237mm×65mm×276mm

 

 

【エア式】マキタ 高圧仕上釘打 AF552H

参照 
makita AF552H

マキタは充電式電動工具に力を入れているメーカーですが、エア式工具の取扱いもあります。


AF552Hはスマートタッチ機構が備わっております。部材に軽くタッチするだけで打ち込みができ、美しい仕上がり、爽快打ち込み、疲労軽減などの効果が見込めます。


また、極細先端ノーズや風量調整ダイヤル付エアダスタ、打ち込み深さ調節ダイヤルを搭載しており使いやすくなっております。


ソフトグリップを採用しているため細径で柔らかく握りやすくなっています。

適合ネイル

15〜55mm

使用空気圧

1.18~2.26MPa

ピン装填数

100本(1連)

質量

1.2kg

本機寸法(長さ×幅×高さ)

246mm×62mm×233mm

 

 

【エア式】ハイコーキ 高圧仕上げ釘打機 NT55HM2

参照 
ハイコーキ NT55HM2

こちらはハイコーキの高圧仕上げ釘NT55HM2です。


ハイコーキの高圧仕上げ釘打ち機NT55HM2は、ハイコーキが特許を取得しているスマートプッシュ機構が搭載されています。


すっきりとした先端部で打つ場所を狙いやすくなっているので、硬い木材への打ち込みも最後まで釘をガイドしてくれるので、仕上がりがキレイになります。


硬い木材への打ち込みも最後まで釘をガイドしてくれるので、仕上がりが本当にキレイです。

適合ネイル

15〜55mm

使用空気圧

0.98~2.26MPa (10~23kgf/cm2)

ピン装填数

100本(1連)

質量

1.2kg

本機寸法(長さ×高さ×幅)

241mm×226mm×57mm

 

 

【充電式】MAX 充電式フィニッシュネイラ TJ-35FN2-BC/1850A

参照 
Amazon MAX TJ-35FN2

エア式工具で有名なMAXですが、充電式モデルもラインナップしています。


圧倒的な打ち込み用バネで、35mmフィニッシュネイルを軽快に打ち込みます。


また平行も斜め打ちでもしっかりと打ち込み可能で、充電式なので移動が多く、エアホースの取り回しの難しい場所にむいているかもしれません。


本体にはLEDライトが搭載されているので、薄暗い場所も明るくて照らして作業してくれます。

適合ネイル

15〜35mm

ピン装填数

100本(最大104本)

質量

2.2kg(JP-L91850A装着時)

本機寸法(H×W×L)

223mm×80mm×264mm

 

 

【充電式】マキタ 充電式仕上釘打 40Vmax FN001GRD

参照 
makita FN001G

マキタの上位機種になる40Vmaxシリーズの釘打ち機です。


40Vmaxシリーズはパワフルが強みで、下地に左右されないパワフルな打ち込み力を発揮します。


厚さ4mmの薄型ノーズ(ノーズアダプタ装着時)で、釘跡も目立ちにくくキレイな仕上がりを実現しました。


打ち込みに合わせてウェイトが動く、カウンターウェイト方式を採用しているので、前後の振動を相殺することで打ち込み時の反動やブレを低減してくれます。


さらに40Vmaxシリーズは、バッテリーにも防じん・防滴機能を搭載しているタフなボディなので、過酷な現場でも頼れる一台となります。

適合ネイル

15〜40mm

ピン装填数

100本(1連)

質量

2.5kg(バッテリーを含む)

本機寸法(長さ×幅×高さ)

265mm×86mm×243mm

 

 

まとめ

フィニッシュネイラーは仕上げに使用するエア工具です。


エア式と充電式があって、長時間の作業ではエア式がおすすめですが、短時間の作業で取り回し重視の方は充電式モデルがおすすめです。


今回ご紹介したMAX、マキタ、ハイコーキの3社は特におすすめのメーカーなので、悩んだらぜひチェックしてみてくださいね!

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