レーザー墨出し器の選び方を解説!おすすめ機種もピックアップ!

レーザー墨出し器の選び方を解説!おすすめ機種もピックアップ!

「レーザー墨出し器の選び方が知りたい!」
「レーザー墨出し器選びで失敗したくない!」
「レーザー墨出し器のおすすめモデルはどれ?」

基準線を出す工具であるレーザー墨出し器!


壁などに向かって水平、垂直な線を描くことができるのでDIYでなにか設置したい場合、また壁にポスターや絵を飾りたい場合にも役立ちます。


他にも建設現場の基礎工事にも役立ち、大工工事などでも重宝する工具ですね。


そんなレーザー墨出し器ですが、中々スペックで重要な部分がイメージしにくく選び方で迷ってしまう人も多いようです。


そこで今回はレーザー墨出し器の選び方について解説をしつつ、オススメ機種もあわせてピックアップしていきたいと思います。


レーザー墨出し器選びで失敗しないためにも、そして各種作業を効率化するためにもぜひ当ページの内容を参考にしてみてください。


レーザー墨出し器の選び方で大切なポイント

それでは早速レーザー墨出し器の選び方について解説をしていきましょう。


具体的な6つの大切なポイントについて触れていきますので、各項目に目を通してみてください。


照射ラインの数で選ぶ

まずレーザー墨出し器の選び方として、照射ラインの数で選ぶ方法が挙げられます。


レーザー墨出し器は壁に向かって垂直、水平なラインを投射することができますが、一度に投射できるラインの種類は機種によって異なります。


例えば「フルライン」の場合、「天井墨・水平墨・地墨・4方向たちライン(たて墨)」を全方向に照射することができます。


他にもいくつかの照射ラインの数・種類がわかれるため、作業工数に応じた照射ラインに対応しているモデルを選ぶのがベストです!


ただDIYなどの簡単な作業であればフルラインを選ぶ必要はないので、場合によっては作業場所や工数にあわせて最低限必要な照射ラインで選ぶのも選択肢の1つだと覚えておきましょう。


照射ラインの数によってレーザー墨出し器の価格も変わってきますので、将来的にどういった使い方をするかもイメージしつつ、照射ラインをチェックして選んでみましょう。


ラインの色も重要

次にラインの色もレーザー墨出し器選びで重要なポイントです。


基本的にレーザー墨出し器のラインの色は「緑(グリーン)」か「赤(レッド)」の二色です。
※緑色に近い「ブルーグリーン」も一部のメーカーから発売されています。


赤色は価格が安めですが、場合によってはストレス色や過激な色と見られ、良くも悪くも目立ち屋外では見にくいなんてデメリットもあります。


それに対して緑色は本体の価格が少し高めですが、屋内外を問わず線が見やすく、それでいてリラックス色なので屋内の壁などにラインを引く際に好まれます。


様々なシーンで無難に活用できる色(色合いとして良い意味で)であれば、緑かブルーグリーンの方がオススメです。


ただし赤色もそこまで気にならない、もしくは作業時にレーザー墨出し器のラインが目立たないような場合には、特にラインの色が赤色だったとしても問題はないでしょう。


整準のタイプ

また整準のタイプもレーザー墨出し器を選ぶ上で軽視してはいけないポイントです。


レーザー墨出し器の場合は「電子整準方式」、そして「ジンバル方式(マグネットダンパー方式)」の2種類が存在します。

・電子整準方式…傾斜センサーを使って整準
・ジンバル方式(マグネットダンパー方式)…振り子、マグネットを使って整準

上記のようにシンプルな違いですが、価格だけで比較をした場合はジンバル方式の方がリーズナブルであることが多いです。


ですが、電子整準は傾斜センサーを使い整準するため、振動がある場所でも水平な位置を探すことができます。


そのため常に振動していることが多い建設現場などでは、電子整準方式を選んだ方が良いでしょう。


ただしDIYやちょっとした用途で使う場合は、リーズナブルなジンバル方式(マグネットダンパー方式)でも問題がないことが多いため、利用シーンを想定しながら整準のタイプを選ぶのが賢い選択だと言えますね。


電源のタイプ

さらに電源のタイプもレーザー墨出し器選びで大切なポイントでしょう。

  • AC電源…レーザー墨出し器を長時間使う人にオススメ
  • アルカリ乾電池…電池のストックがあれば交換して使える
  • リチウムイオン充電池…何度も充電して使えるので経済的

上記のように電源のタイプがいくつかあるため、利用シーンに合わせたレーザー墨出し器を選ぶのがオススメです。


もしもコンセントの近くでのみ使う場合は、AC電源タイプを選ぶのが良いでしょう。


逆にコンセントがない屋外で使うことが多い場合、充電して使えるリチウムイオン充電池タイプ、もしくは充電切れでも電池交換で使えるアルカリ乾電池タイプを選ぶのがオススメです。


万が一にもコンセントのない屋外で使う予定なのに、コンセントが必要なAC電源タイプのレーザー墨出し器を選ぶようなことがないように注意しましょう!


屋外での使用も大切なポイント

最後に屋外での使用の有無も想定して選ぶという点に触れていきましょう。


仮に屋外でレーザー墨出し器を使う場合、受光器が付属しているモデルがオススメです。


レーザーを感知する受光器が付いている場合、屋外で投射したラインが日光の影響で見えづらい場合でも、レーザーを感知して音や光で教えてくれます。


どのぐらいのラインを引くか、屋外での利用頻度は多いかによっては、受光器の有無も意識してモデル選びをするのがオススメです。


実際に使ってみると作業シーン次第では受光器の有無でかなり作業効率や快適性に違いが生まれるため、しっかりと利用シーンをイメージして必要かどうかを判断するようにしましょう。


自動追尾機能も重要

補足として自動追尾機能も重要だという点に触れていきます。


自動追尾機能は地墨を自動で行ってくれる便利な機能です。


この機能が付いていれば「壁の真ん中に垂直なラインを照射したのち、(受光器の受光部分まで自動で追尾して)反対側の壁にも同じように照射する」なんて使い方が可能なのです。


二人で作業をする場合は自動追尾機能がなくても同様の作業が可能ですが、一人で上記の作業を行う場合は少し面倒に感じてしまうかもしれませんね。


どういった用途でラインを引きたいかにもよりますが、場合によってはかなり便利に使うことができる機能だと覚えておきましょう。


ただし自動追尾機能が付いている機種は価格も少し高めなので、そのあたりも含めてモデル選びをすることをオススメします。


レーザー墨出し器の使用用途

ここからはレーザー墨出し器の使用用途について解説をしていきましょう。


様々なシーンで活躍してくれるレーザー墨出し器ですが、主な3つの用途について触れていきたいと思います。


内装工事

まずレーザー墨出し器の基本的な用途ですが、内装工事に利用されることが非常に多いです。


床や壁、そして天井に「設計図通り」の作業を行うため、基準線を引くために役立つのがレーザー墨出し器ですね。


仮に垂直のラインを引く場合、脚立を使って手動でとなると、天井近くまでのぼり下げ振りを設置しなくてはなりません。


ですが、レーザー墨出し器を使うことで、不安定な足場にのぼる必要はなく、短時間で正確に基準を決めることができるのです!


水道や電気の設備工事

次に水道や電気などの設備工事にもレーザー墨出し器は活用されます。


例えばエアコンや各種照明器具などを設置する場合、正確な位置関係を短時間で測ることができるレーザー墨出し器はかなり重宝します。


ちなみに従来のレーザー墨出し器では光が暗いので夕方に墨出しを行い、翌日に本格的な作業を行うこともありました。


ですが今では昼間でも確認できる「輝度の高いレーザー墨出し器」が販売されているので、昼夜を問わずに作業をスムーズに行えるのも大きなメリットだと言えるでしょう。


趣味のDIY用やリフォーム

最後に趣味のDIY用、またリフォームなどにも使われる点に触れていきます。


レーザー墨出し器はプロ用の工具というイメージを持つ人も多いのですが、趣味のDIY用に活用する人も増えてきています。


場合によっては家庭用のコンパクトなレーザー墨出し器を選ぶ人もいるので、用途に合わせたモデルを選べば、より快適に使うことができるでしょう。


またプロのリフォームはもちろん、個人が少しだけ本格的なリフォームやリノベーションなどに活用するケースも増えてきています。


小さな棚や家具の作成、スピーカーやポスターをキレイに配置したい場合などにも役立つ、そんな様々なシーンで活躍してくれる工具がレーザー墨出し器なのです。


ちなみにDIY用のレーザー墨出し器であれば、5,000円~2万円程度で購入できるモデルもあるので、趣味に使える工具として気軽に試してみるのもおすすめです。


レーザー墨出し器のオススメ機種をピックアップ

ここからはレーザー墨出し器のオススメ機種について紹介していきます。


本当にオススメなモデルを特徴やメリットも含めて解説していきますので、レーザー墨出し器選びに悩んでいる人は参考にしてみてください。


タジマ ZERO BLUEーTYZ

参照

タジマ ZERO BLUEーTYZ

まずはタジマのレーザー墨出し器である「ZERO BLUEーTYZ」について紹介していきましょう。


タジマは様々なレーザー墨出し器を販売している会社なので、はじめての人でも安心して使うことができるでしょう。


ちなみにこのモデルはブルーグリーンのライン色を採用していて、ラインが見やすい点も評価されています。


また360度回転微調整ツマミは非常に便利で、どの向きで回転しても微調整が可能です。


ジンバル方式であり、単3アルカリ乾電池4本で動かすことができるのも便利なポイント、レーザー墨出し器を試したい多くの人におすすめできるモデルです。


シンワ測定 レーザーロボX line-E

参照

シンワ レーザーロボX line-E

次にシンワ測定の「レーザーロボX line-E」について紹介していきましょう。


こちらは縦・横フルラインのハイスペックなモデルであり、センサーとモーター式ということもあり振動や揺れがある場所でもラインを素早く決めることが可能です!


またライン固定モードもあるので、傾斜地にラインを照射したい場合にも便利に使えるのが特徴的です。


さらに防水・防塵構造であり、単3アルカリ乾電池 or ACアダプター対応なので、様々なシーンで便利に使えるハイスペックモデルを求める人にオススメです。


マキタ SK20GD

参照

マキタ SK20GD

続いてマキタの「SK20GD」についても触れていきましょう。


このモデルは大手工具メーカーであるマキタ製のレーザー墨出し器であり、高輝度のダイレクトグリーンレーザーを採用しています。


明るい現場や長距離投射でも安心して利用することができ、ワンボタンモードを使うことで投射の切り替えもラクラクです!


さらに転倒を低減するためのスタンドも付いていて、デザインもシンプルなので多くの場所で活躍してくれるモデルだと言えるでしょう。


ちなみにジンバル方式であり、単3アルカリ乾電池 or リチウムイオンバッテリー対応なので、コンセントのない屋外でも安心して活用することができます!


ボッシュ GLL 3-80 CG

参照

ボッシュ GLL 3-80 CG

最後にボッシュの「GLL 3-80 CG」についても触れていきます。


優秀な工具を発売している海外メーカーとして人気のボッシュ製のレーザー墨出し器であり、しっかりした緑のラインを照射することが可能です。


またリモートコントローラーで遠隔操作が可能なモデルで、スマートフォンとBluetoothで接続可能な便利なモデルでもあります。


360度のライン3本で作業効率をアップしつつ、全体の水平と垂直の照射を行うことができる効率の良さも人気の理由です!


こちらは単3アルカリ乾電池 or 10.8Vプロ用バッテリーで動作しますので、屋外でも安心して使える便利なモデルとして候補に加えてみてはどうでしょうか。


レーザー墨出し器はかなり便利な工具

今回はレーザー墨出し器の選び方について解説をしつつ、実際の用途などについても触れてきました。


また本当におすすめできる機種を厳選して紹介してきましたので、自分が望む機種がイメージできた人もいるかもしれませんね。


レーザー墨出し器は照射ラインの数や色をはじめ、様々な部分を意識しながら選ぶことが大切です。


これを面倒に感じる人もいるかもしれませんが、今回お伝えしてきたように大切なポイントのみに絞って選ぶことで、自分に必要な性能が見えてくるものです!


逆に何も考えずに選んでしまうと、照射ラインの数や色、そして整準や電源タイプなどで「思っていたのと違う…」と後悔してしまうかもしれません。


ですが、今回の大切なポイントのみをチェックすれば避けることができるので、ぜひ面倒くさがらずにあなたにピッタリなモデルを選んでみることをオススメします。


性能面も含めて満足できるモデルを選ぶことで思った以上に便利に活躍してくれる、それがレーザー墨出し器の魅力でもあるのです!


仕事用に購入を検討している人も、DIYなど趣味での利用に活用しようとしている人、今回の内容を参考に自分にピッタリなレーザー墨出し器を選んでいきましょう

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