
マックスのおすすめビス打ち機5選!マキタ・ハイコーキとの違い比較やビス対応のチェック方法も紹介
ビス打ち機はさまざまな電動工具メーカーから、多種多様なモデルが販売されているので、「どのモデルを選んだらいいんだろう?」と悩む方が多いのではないでしょうか?
先にこの記事の結論を言うと、マックスのモデルは業界唯一の51mmのロングビスに対応し、付加機能も充実しているのでお仕事で使用する職人さんにこそおすすめです。
そこで今回は、マックスのビス打ち機についてわかる以下の内容を解説していきます!
- マックスのビス打ち機の特徴は?ハイコーキやマキタとの違い
- ビス打ち機選びは対応ビスを確認
- マックスのおすすめビス打ち機5選
マックスのビス打ち機についてよくわかる内容になっているので、ぜひ最後までよんでみてくださいね!
マックスのビス打ち機の特徴は?ハイコーキ・マキタとの違い
ビス打ち機の有名メーカーは「マックス」「マキタ」「ハイコーキ」の3社が挙げられますが、各社でさまざまな特色・機能を持ち合わせているので比較して選ぶことが大切です。
そこでここからは、マックス、マキタ、ハイコーキのビス打ち機の比較を4つのポイントにわけて紹介していきます。
対応するビス
圧力 |
メーカー |
モデル |
最小対応 |
最大対応 |
高圧 |
マックス |
HV-R51G1-G |
28mm |
51mm |
高圧 |
マキタ |
AR411HR |
25mm |
41mm |
常圧 |
ハイコーキ |
WF4AS |
25mm |
41mm |
上記の表は、マックス、マキタ、ハイコーキのビス打ち機の一部モデルの最小対応ビス全長と、最大ビス全長を比較したものです。
こうやって比較してみると、51mmのビスに対応しているのはマックスのHV-R51G-Gのみということがわかります。
51mmのビス打ち機が必要な方はマックス一択ということになりますが、主力となっているビス全長が25〜41mm、コンパクトな25〜32mm対応というものもあり、このラインナップであればマックスはもちろん、マキタやハイコーキで選ぶことが可能です。
また余談ですがマキタは常圧のビス打ち機を製造しておらず、常圧のビス打ち機をお求めの方はマックスかハイコーキから選ぶことになります。
質量
圧力 |
メーカー |
モデル |
質量 |
最大対応 |
高圧 |
マックス |
HV-R51G1-G |
2.0kg |
51mm |
高圧 |
マキタ |
AR411HR |
1.9kg |
41mm |
常圧 |
ハイコーキ |
WF4AS |
1.8kg |
41mm |
ビス打ち機の質量は、マックス、マキタ、ハイコーキでそこまで大きな差はありませんが、現行最も軽量なのが高圧ビス打ち機のハイコーキのWF3Hで1.6kgですが、こちらのモデルは既に廃盤になっており入手困難です。
そのため少しでも軽量なモデルをお求めの方は、ハイコーキの他のモデルを選ぶことをおすすめしますが、マックスのHV-R51G1-Gが2.0kg、マキタのAR411HRが1.9kgとそこまで質量に差がないのであまり気にならないという方が多いと思います。
しかしこの100〜200gの差は長時間作業では大きな差となってくるので、職人さんなどプロユースで長時間ビス打ち機を使用する方は少しでも軽量モデルのものを選ぶといいでしょう。
寸法
圧力 |
メーカー |
モデル |
長さ |
幅 |
高さ |
三辺合計 |
高圧 |
マックス |
HV-R51G1-G |
300mm |
116mm |
312mm |
728mm |
高圧 |
マキタ |
AR411HR |
276mm |
74mm |
316mm |
666mm |
常圧 |
ハイコーキ |
WF4AS |
292mm |
119mm |
298mm |
709mm |
ビス打ち機において、本体寸法は大きなポイントとなるので慎重に比較したいものです。
特に隅打ちをする場合や、狭い場所のビス打ちではコンパクトボディのモデルのほうが扱いやすいので、ご自身がどのようなシーンでビス打ち機を使用するかしっかりとイメージしてみましょう。
コンパクトなモデルをお求めの方は、マキタのビス打ち機がおすすめです。
その理由は、マキタは横型マガジンではなく縦型マガジンを採用しており、これが本体のコンパクト化につながっています。
付加機能
圧力 |
メーカー |
モデル |
ビス切れ |
DTSN |
カムアウト |
簡単ビット |
高圧 |
マックス |
HV-R51G1-G |
○ |
○ |
○ |
× |
高圧 |
マキタ |
AR411HR |
× |
○ |
× |
× |
常圧 |
ハイコーキ |
WF4AS |
× |
○ |
○ |
○ |
上記の表は、マックス、マキタ、ハイコーキの各ビス打ち機の付加機能の有無を比較したものです。
こうして見ると、マックスのモデルはさまざまな付加機能を搭載した高性能モデルということがわかります。
特にビス切れ前にお知らせランプで知らせてくれる機能を搭載しているのはマックスのみで、作業中に突然ビスが切れてしまうのを防ぐことができます。
一方でハイコーキは簡単ビット交換機能を搭載しており、本体を分解せずに現場でスムーズなビット交換が可能になっています。
マックスのビス打ち機の選び方は?対応ビスは要チェック!
ビス打ち機はそれぞれ対応できるビスの長さが決まっているので、規定外のビスを装着することはできません。
そのため、使用する前に対応しているビスを確認していくことはとても重用です。
また一般的にビス打ちのビス全長は、メーカーによって多少の差はあるものの以下の3パターンにわけることができます。
〜32mm |
ショートタイプのビス |
〜41mm |
スタンダードタイプのビス |
〜51mm |
ロングタイプのビス |
冒頭でもお話ししましたが、51mmのロングタイプのビスを使用する場合は、マックスの一部モデルのみ対応しているので、マックス一択ということになります。
マックスのおすすめビス打ち機5選
各社ビス打ち機のなかで唯一51mmのロングタイプビスに対応したモデルをラインナップしているマックスですが、マックスのなかにもさまざまなビス打ち機があります。
そこでここからは、マックスのおすすめビス打ち機を5機種ご紹介いたします!
HV-R41MR1
使用ビス |
FS91343 |
ネジ装填数 |
100本 |
使用空気圧 |
1.8〜2.3MPa(約18〜23kgf/㎤) |
寸法 |
285mm×119mm×275mm |
質量 |
1.8kg |
参照
『MAX HV-R41MR1』
マックスのMV-R41MR1は、新築・改修や屋根板金施工におすすめのモデルです。
ねじ頭にがっちりはさんで外れにくいビット先端形状を持ち、部材を傷つきにくいシリンダキャッププロテクタや、トリガロックダイヤル、コンタクトトップなど、さまざまな機能を搭載しています。
新築施工やカバー工法施工に強いモデルで、ガルバリウム鋼板や防数シート、既設スレート、建造用合板、垂木も一気に打ち抜きます。
HV-R41G5
使用ビス |
FS91341 |
ネジ装填数 |
100本 |
使用空気圧 |
1.8〜2.3MPa(約18〜23kgf/㎤) |
寸法 |
309mm×116mm×300mm |
質量 |
2.0kg |
参照
『MAX HV-R41G5』
マックスのHV-R41G5は好みに応じて切り替えられる強・中・弱の3段階の打ち込み力調整が可能なモデルです。
- 弱…反動を抑えて使いやすさを重視したモード
- 標準(中)…使いやすさと作業スピードのバランスのとれた標準的なスピード
- 強…打込力を上げて作業スピードを重視したモード
ねじが装填しやすいマガジン開閉方式で、ねじ装填時、ドア側とマガジンキャップ側のどちらからでも閉じることができます。
さらに業界で初めて「ねじ残量お知らせLEDランプ」を搭載したことで話題になったモデルで、作業中ねじが6本以下になるとランプが点灯し残り本数が少ないことを伝えてくれます。
ワンタッチアジャスタ搭載で脅威の隅打ち性能を発揮するモデルでもあり、平打ち、斜め打ち対応のワンタッチアジャスタを搭載しております。
斜め打ち設定時で隅角部から8mmまでの「隅打ち」と、「ねじ頭沈め」を可能にしました。
HV-R41G4
使用ビス |
25・28・32・41mm |
ネジ装填数 |
100本 |
使用空気圧 |
1.8〜2.3MPa(約18〜23kgf/㎤) |
寸法 |
312mm×116mm×300mm |
質量 |
1.9kg |
参照
『MAX HV-R41G4』
マックスのHV-R41G4は、DTSN(JIS規格)ねじ対応のモデルです。
最近では国土交通省認定の準耐火仕様に適合するDTSNねじが普及し始めており、このDTSN41mmは準耐火物件の国土交通大臣人認定品です。
32mmは41mmと共に木造枠組壁工法(2×4)建築基準法告示1541号においてせっこうボード耐力壁として認められています。
HV-R41G4(G4シリーズ)は、一般ねじと比べて太く、頭経も大きいDTSN施工でも問題なく使用可能です。
HV-R41G3
使用ビス |
25・28・32・41mm |
ネジ装填数 |
100本 |
使用空気圧 |
1.8〜2.3MPa(約18〜23kgf/㎤) |
寸法 |
279mm×116mm×300mm |
質量 |
1.8kg |
参照
『MAX HV-R41G3』
マックスのHV-R41G3は、軽く押しつけるだけで素早く均一な仕上がりを実現し、木下地に特化したトリガ早打ちを可能にしたモデルです。
木下地専用にすることで、浮かせ打ち機構をコンタクトストッパ方式から打込力方式の新エアシーケンス方式に変更しています。
この新エアーシーケンス方式は、コンタクトストッパ方式と比べてショートストローク打ち込みが可能で、これによって単発打ちのままで速打ちが可能になりました。
こちらのモデルでも「ねじ残量お知らせLEDランプ」を搭載し、さらにLEDが1秒間に4回点滅する「メンテナンスお知らせ機能」、次の締め込み位置を確認できる「ねじピッチ表示」と多機能モデルになっています。
HV-R51G1-G
使用ビス |
28・32・41・51mm |
ネジ装填数 |
100本 |
使用空気圧 |
1.8〜2.3MPa(約18〜23kgf/㎤) |
寸法 |
312mm×116mm×300mm |
質量 |
2.0kg |
参照
『MAX HV-R51G1-G』
最後にご紹介するのが、マックスが業界初51mmのロングビスに対応したHV-R51G1-Gです。
使いやすさは従来モデルのままに、国土交通大臣認定の準耐火仕様に適合するDTSNねじのなかでも、ねじが太く、頭経の大きなDTSNねじ(31mm・41mm)にくわえ、省令準耐火構造住宅などにも仕様される51mmねじを加えています。
「弱」と「強」の2モード切り替え仕様で、弱では木材に、強では鋼製に対応しています。
この切り替えレバーを使用することで、木下地では「弱」に、薄鋼板下地は「強」にして、ワンタッチで最適なビス打ちが可能になりました。
このように最適なモードに切り替えて作業することで、カムアウト率を低減することができますが、DTSNねじを使用の場合は「弱」モードの単発打ちをおすすめします。
さらにコンタクトアームをロックさせて、ビット出量を規制することで、打ち込み時にねじを確実に浮かせることが可能です。
この確実なねじ浮かせ打ちによって、薄鋼板下地へのねじ打ち込みすぎを防止することができ、確実なねじ締めを実現します。
その他には前述したモデルにも搭載されていた「ねじ残量お知らせLED
ランプ」や、ねじ装填がしやすい「マガジン開閉方式機能」を搭載しています。
スリムなボディだからこそ隅打ちがしやすく、ワンタッチアジャスタ搭載で脅威の隅打ち性能を誇るモデルになっています。
マックスのおすすめビス打ち機まとめ
ビス打ち機には「マックス」「マキタ」「ハイコーキ」が有名ですが、マックスは業界初となる〝ねじ残量お知らせLEDランプ〟や、〝マガジン開閉方式機能〟〝メンテナンスお知らせ機能〟などさまざまな機能を搭載した多機能モデルが多いのでおすすめです。
しかし質量面ではマックスはやや重たい設計になっており、ボディもコンパクトではないのでご自身がどのようなシーンで作業するのかによって選ぶことが大切です。
ビス打ち機を選ぶとき、今回ご紹介したマキタやハイコーキとのビス打ち機の違い比較表を参考に、対応ビスもカタログを確認してしっかりとチェックしておくようにしましょう!

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