インパクトドライバーでできることには何がある?用途や選び方も解説!

インパクトドライバーでできることには何がある?用途や選び方も解説!

「インパクトドライバーでできることはなに?」
「インパクトドライバーはどんな用途で使える?」
「インパクトドライバーの用途や選び方を知りたい!」



数ある電動工具の中でも1台は所持しておきたい、そんな声も多く非常に便利なインパクトドライバー!


仕事で使っている人、趣味がDIYの人にとっては馴染みのある電動工具ですが、これからDIY・日曜大工に活用しようとしている人の中には、どんな用途で使えるのか気になる人もいるかもしれません。


またインパクトドライバーを購入する前に、具体的な「できること」について知っておきたいと思う人もいるのではないでしょうか。


そこで今回はインパクトドライバーでできることにはなにがあるのか、用途や選び方についてもあわせてわかりやすく解説をしていきたいと思います。


これからインパクトドライバーを購入しようとしている人、インパクトドライバーが自分の作業シーンで役立つか気になっている人は、ぜひ当ページを参考にしてみてください。


インパクトドライバーの基本について解説

インパクトドライバーの基本について解説
それではインパクトドライバーの基本について解説をしていきたいと思います。


そもそもインパクトドライバーとはといった部分から、ドリルドライバーとの違いやアタッチメントなどについても触れていきますので、ぜひ各項目に目を通してみてください。


そもそもインパクトドライバーとは?


まず、そもそもインパクトドライバーとはといった部分について触れていきましょう。


インパクトドライバーとは簡単に言えばネジ締め・緩めなどで活用できる電動工具の1種です。


そして用途や目的にあわせて先端部のアタッチメント(ビット)を交換することで、様々な用途で活用することができるため、DIYが趣味の人は1台は所持しておくと非常に便利な電動工具でもあります。


ちなみにインパクトドライバーはパワー面で優れているので、穴があいていない場所へのビス留めなども可能で、大型家具の組み立てなどでも役立ちます。


パワーが強く汎用性にも優れ使い勝手も抜群、そんな幅広い用途で活用することができるため高い評価を得ている電動工具、それがインパクトドライバーなのです。


気になるドリルドライバーとの違い


次に誤解する人も多いドリルドライバーとの違いについても解説していきます。

インパクトドライバーとドリルドライバーを同一視している人もいるのですが、これは機能面が異なるため購入時には注意が必要です。

ドリルドライバーが回転機能のみを搭載している電動工具なのに対して、インパクトドライバーは回転と打撃(インパクト)機能を搭載している点が異なります。

だからこそインパクトドライバーの方がパワーが強く、様々な用途で活躍できる電動工具として評価されているのです。

もちろんドリルドライバーにもメリットがあり、回転機能のみだからこそパワーが少し劣るものの「繊細な穴あけ作業」などに優れているため、用途・利用シーンにあわせて選ぶことが大切です。

できることが似ているインパクトドライバーとドリルドライバーですが、上記のような違いがあるため用途にあわせて選ばないと思ったような使い方ができない、なんて後悔するかもしれない点には注意しましょう。


アタッチメントで多くの作業に対応できる

最後にアタッチメントで多くの作業に対応できる点にも触れていきましょう。


先の項目でも触れてきましたが、インパクトドライバーはアタッチメントの部分で「用途・できること」の幅が大きく広がるメリットがあります。


インパクトドライバーという名前からネジの締め・緩めだけにつかう電動工具と誤解しがちですが、アタッチメントを着用することで様々な用途で使うことができます。


このあたりについては次の項目で詳しく解説をしていきますが、ネジの締め・緩めだけではなく「穴あけ」や「研磨」などの用途でも活躍してくれるのがインパクトドライバーなのです。


思っている以上にできることが多い電動工具ですので、仕事現場ではもちろんDIYや家具の組み立てなど幅広い用途で使える電動工具だと覚えておきましょう。


アタッチメントの種類等を知りたい場合は下記の記事を参照にしてみて下さい
おすすめインパクトドライバのアタッチメント全14種類の特徴とメリットとは?あなたの悩みを解決!



インパクトドライバーでできることを解説

インパクトドライバーでできることを解説
ここからはインパクトドライバーでできることについて詳しく解説していきたいと思います。


ここまでである程度のできることについてイメージが湧いた人もいると思いますが、より具体的にできること・用途について掘り下げていきますので、各項目をチェックしていきましょう!


連結部品の締め・緩め

まずインパクトドライバーでできることとして、連結部品の締め・緩めが挙げられます。


これは名前の通りの用途なので、そういった電動工具としてイメージしている人も多いのではないでしょうか。


床や壁にネジを留めることもできるので、額縁を壁にかける、棚を設置するなどの用途でも活用することができます。


またパワーが強いので硬い素材にも活用することができ、コンクリートの外壁にネジ締めしていきたいなどの場合にも使いやすいですね。


そして先端部分の「ドライバービット」を付け替えることで、幅広いサイズのボルト・ナットなどの締め・緩めなども行えるため、様々な用途で活躍してくれます。


先端部(アタッチメント)の種類はかなり豊富なので、できることの幅も非常に広いのもインパクトドライバーの特徴であり魅力なのです。

穴をあける作業

次に穴をあける作業もインパクトドライバーでできることの1つです。


例えば先端がドリル刃になっている「ドリルビット」を装着することで、先端部の回転により素材に穴をあけることができるようになります。


インパクトドライバーのトリガーで力(回転数)の調整ができるモデルであれば、貫通させることは当然として、貫通させずに途中でとめるような使い方もできるでしょう。 また先端部が円状の刃になっている「ホールソー」を装着すれば、名前の通り様々なサイズの穴をあけることができます。


単純な穴あけならドリルビット、先端部のサイズ通りの穴をあけるならホールソーを装着することで、穴あけ用途でかなり活躍してくれるのもインパクトドライバーの魅力の1つです。


ただしインパクトドライバーはパワーが強い分、柔らかい素材に綿密な穴をあけることを得意としていない点には注意しましょう。


インパクトドライバーでの穴あけの仕方については下記記事を参考にしてみて下さい。
インパクトドライバで穴あけできるの?インパクトドライバ・ドリルドライバ・マルチインパクトドライバ徹底比較


素材の研磨も可能

最後に素材の研磨も可能な点、これも見逃しがちなではありますがインパクトドライバーのできることの1つです。


インパクトドライバーに研磨ビット・回転ヤスリなどを装着することで、様々な素材を研磨することができます。


研磨専門の電動工具を新たに購入するとなると、やはりそれなりの費用が必要になってしまうものですが、インパクトドライバーを1台持っていれば、先端部分に研磨用のアタッチメントを装着することで、研磨系の電動工具の代わりに使うことができるのです。


塗装の下地作り、また木材の仕上げなどの研磨作業であれば、インパクトドライバーでも十分にこなすことができるでしょう。


ワイヤブラシ・ポリッシャーなど様々なアタッチメントがありますので、できることが非常に多い応用力もインパクトドライバーの魅力なのです。


多くの用途で共通するインパクトドライバーの使い方

多くの用途で共通するインパクトドライバーの使い方
ここからはインパクトドライバーの使い方についてわかりやすく解説をしていきましょう。


様々な用途で使うことができるインパクトドライバーですが、多くの用途で共通する使い方・作業の流れなどについてシンプルに解説をしていきたいと思います。


特にインパクトドライバーを使ったことがない人は、どのような流れで使うのか、その使い方について目を通してみてください。


使用前に充電をしておく

まずインパクトドライバーの使い方を解説する前に、大前提として充電をしておくという点に触れていきましょう。


これは電源式ではなく、バッテリー式・充電タイプのインパクトドライバーの場合ですが、意外と充電忘れの「うっかり」は多いものです。


使用直前とまでは言わずとも、前日にはしっかりと充電を完了させておき、スムーズに作業を行うことができるようにしておくことが大切です。


万が一にも作業の途中で充電が切れてしまい、半端な状態になってしまうなんてことがないよう充電は忘れずに行っておきましょう。


先端部分にビット・アタッチメントを装着

次に作業前の段階で先端部分にビット・アタッチメントを装着する工程があります。


・ネジ締めをするのであれば適切なサイズのドライバービット
・素材に穴をあける場合はドリルビットやホールソー
・研磨作業の場合は適切な研磨系アタッチメント


などなど先端部分に適切なビット・アタッチメントを装着する必要がありますね。


また屋外で作業をする場合、出先で作業をする場合などは、ビット・アタッチメントを忘れることがないように注意しましょう。


「この作業をするのに対応するアタッチメントを家に忘れてしまった…」なんてうっかりは時間のロスになりますので、そのあたりも含めて準備をしておくのがスマートですね。


回転数や回転方向を設定

また回転数・回転方向の設定、これもインパクトドライバー使用時の大切な工程です。


これは使用前、使用中ともに大切なポイントですが、特に回転方向の設定を間違えてしまうとトラブルの元になってしまいます。


極端な例を挙げれば、ネジやボルトを緩めたいのに締め付ける(回転)方向に設定されている場合、気が付かずにトリガーを思い切り引いてしまうと、ひび割れや破損などの原因となってしまいます。


また回転数などはトリガーを引く力などで調整が可能なモデルが多いですが、大・中・小など設定できるタイプもあるので、それらも適切なパワーに設定するのがスマートですね。


トリガーを引く前の「回転方向」や「回転数(パワー)」の設定はトラブルを起こしがちな要素の一種ですので、このあたりの使い方についてはうっかりがないように気をつけることが大切です。


作業前に動作の確認

そして作業前の動作確認についても解説していきましょう。


これは先の各項目とかぶる部分もあるのですが、インパクトドライバーの使い方として非常に大切な部分です。


実際に軽くトリガーを引いて問題なく使える状態かを確認していきます。


・ビットがしっかり装着されているか、装着が半端ではないか
・回転方向は用途や目的のための回転方向で設定されているか
・バッテリー残量が十分で使用中パワー不足に陥るようなことはないか


意外とあるのがビット・アタッチメントの装着具合が半端な状態、外れかけのような状態でトリガー全開で使ってしまうトラブルです。


素材の破損のリスク、そしてビット・アタッチメント、またインパクトドライバー自体に大きな負担をかけてしまう可能性があるので、しっかりと先端部に装着されているかを確認することは大切なポイントだと覚えておきましょう!


本格的に作業に入る

最後に全ての工程・確認が完了した後で、実際に作業に入っていきましょう。


面に対して「垂直」になるように持ち、グリップをしっかり握った上でトリガーを引くのがインパクトドライバーの基本的な使い方です。


もちろんビット・アタッチメント次第では少し変わった使い方になるケースもありますが、いずれの場合も作業中は集中して使うことが大切です。


インパクトドライバーはパワーのある電動工具だからこそ、使用中によそ見をしたり握り方が甘く、手を離したり当てる部分がずれることがないように、持ち方を意識して活用していきましょう。


ちなみに作業後は軽く汚れを拭き取ってあげるだけでも長持ちしますので、作業完了後は軽くメンテナンスをしてあげることをおすすめします!


インパクトドライバーは用途にあわせて選ぶ

インパクトドライバーは用途にあわせて選ぶ
ここからはインパクトドライバーの選び方についてお話していきます。


単純に言えば「用途にあわせて選ぶ」ことが大切なのですが、はじめてインパクトドライバーを選ぶ人は基準がわかりにくい部分もあるかもしれませんね!


そこで具体的にどのような用途で選ぶべきか、選ぶ基準についてシンプルに解説していきますので、モデル選びに悩んでいる人はぜひ参考にしてみてください。


使用シーンを想定して選ぶ

まず一般的な「用途」を重視しての選び方ですが、これは使用シーンを想定して選ぶのが良いでしょう。


・建設現場など仕事用
・本格的なDIYでの活用
・簡単な組み立てで活用


他にも人によって想定シーンや用途は様々だと思いますが、実際にどういった使い方をするのかをイメージしながら購入する機種を選ぶのがオススメです。


インパクトドライバーの性能次第で、できること・できないことが少し変わってきますので、しっかり自身の用途・目的をこなすことができるモデルを選ぶこと
が大切だと覚えておいてください。



もし性能面で不安を感じる人は、目的の用途をこなすことができるであろう「少し上のスペック」のモデルを選んでおくのが良いでしょう。


形状を重視して選ぶ

次に形状を重視して選ぶ方法について触れていきます。


インパクトドライバーは本体の形状によって利用できるシーン、活躍できる場面が異なります。


一般的なトリガーを引く形の「ピストル型」だけがインパクトドライバーだと思う人も少なくありませんが、実は他にも形状があるのです。


例えば本体上部を変形できる「ペン型」のインパクトドライバーは、壁の隙間など狭い場所で活躍してくれます。


他にも形状とまではいかずとも、本体の大きさがコンパクトか、軽量かなどもインパクトドライバーを使う用途によっては重要な選択肢となるでしょう。


このあたりでも使い勝手が多少変わるため、本格的な現場で活用するか、それとも簡単な家具組み立てやDIY用途で活用するか、など自身の目的・用途にマッチしたモデル選びが大切なのです。


機能面を重視して選ぶ

最後に機能面を重視して選ぶという方法にも触れていきましょう。


これは使用シーンを想定して選ぶ方法と似ているのですが、本体の性能・機能をピンポイントで重視して選ぶ方法ですね。


・耐久性に優れている
・静音性に優れている
・バッテリー容量が大きい


他にも「LEDライト機能」がインパクトドライバーに搭載されていれば、夕方から夜間でも快適に作業をすることができ、また暗い場所などでの作業も問題なくこなすことができるでしょう。またトリガーを引く力の大小で回転力をどこまで微調整・コントロールできるかなども、用途によっては重要な機能だと言えますね。


こういった用途・利用シーンにあわせた機能を備えているか、できることや対応できることが多いのか、なども含めて自身の要望を満たしてくれるインパクトドライバーを選ぶのが賢い選び方なのです。


インパクトドライバーはできることが多いので用途でモデルを選ぶ

インパクトドライバーはできることが多いので用途でモデルを選ぶ
今回はインパクトドライバーでできることについて解説しつつ、用途や選び方などについても触れてきました。


色々な機能を求めすぎたり、全てのシーン・用途に対応できるモデルを選ぼうとすると、やはり価格が高くなってしまうものです。


もちろん仕事で使う、本格的なDIYをするようであれば、機能・性能が充実しているモデルを選ぶのも良いでしょう。


ただ用途が決まっている、ある程度は限定的な機能・性能でも問題がない場合は、できることがそこまで多くなくともリーズナブルかつコスパの良いモデルを選ぶ選択肢も良いのではないでしょうか。


今はプロ仕様のモデル、家庭用・DIY用途のモデルなど、メーカーでもある程度のランクがありますので、価格帯も考慮しつつ自分がしたいことをこなせるモデルを選んでみてはどうでしょうか。


できることが多い「何でもできる機能満載のモデル」は価格も高めなので、ある程度は予算を決めつつ、その前後のラインで用途・要望をこなすことができるインパクトドライバーを選べば購入後に後悔することはないでしょう。


その上でビット・アタッチメントを交換すれば、できることも増えてきますので、使い勝手の良いモデルを選び、先端を用途に合わせて交換して活用する。


そういったインパクトドライバーとの付き合い方も賢い選び方であり、賢い使い方だと言えるのではないでしょうか。


これからインパクトドライバーを購入する方は、ぜひ当ページの内容を参考にしつつ、自分にピッタリなモデルを選んでいきましょう!

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