【14.4V・18V・40Vmax】マキタのおすすめディスクグラインダー10選!特徴・選び方も解説
先に結論を言うと、マキタのディスクグラインダーはDIYユーザーから職人さんまで、幅広い方におすすめできます。
その理由は、豊富で実用的な機能と安全性への配慮のバランスが良いからです。
またラインナップも豊富なので、あなたにぴったりのディスクグラインダーを選ぶことができるからマキタをおすすめします!
そこで今回は、マキタのディスクグラインダーについて以下のことがわかる内容になっています。
- マキタのディスクグラインダーはなぜおすすめ?7つの機能を紹介
- 【14.4V、18V、40Vmax】マキタのおすすめ充電式ディスクグラインダー10選
- マキタのディスクグラインダーの選び方は?5つのポイントを紹介
「マキタのディスクグラインダーは他社とどこが違うの?」
「マキタのディスクグラインダーは種類が多すぎて選べない!」
「自分に合ったディスクグラインダーが欲しい!」
今回は、上記のような方に役立つ内容になっているのでぜひ最後までご参考ください!
マキタのディスクグラインダーの他社との違いは?7つの機能を紹介
さまざまな材料の研磨や切断に欠かせないディスクグラインダーは、いろんな電動工具メーカーから販売されています。
各社で特徴があるモデルがありますが、その中でもマキタのディスクグラインダーは7つの魅力的な機能を搭載しています。
そこでここからは、マキタのディスクグラインダーをおすすめする理由として、7つの特徴を紹介していきます。
自動変速
電圧 |
対応機種 |
14.4V |
GA403D |
18V |
GA404DN |
マキタ製のディスクグラインダーの大きな特徴が、負荷の強さによって高速モードとパワーモードを自動的に切り替える「自動変速」機能を搭載していることです。
軽負荷のときは高速回転でスピーディーな作業が可能、高負荷がかかるときは高トルクモードでパワフルな作業が可能になっています。
上記の表の「ダイヤル式無段変速」にも対応しているディスクグラインダーなら、ダイヤル5に設定することで自動変速モードになります。
Bluetooth連動
電圧 |
対応機種 |
14.4V |
GA416D |
18V |
GA412D |
40Vmax |
GA019G |
マキタの電動工具には無線連動(Bluetooth連動)に対応しているモデルもあります。
ディスクグラインダーであれば上記の表にあるモデルで、本体のスイッチをONにすると集じん機のスイッチも自動的にONになる仕組みです。
もちろんディスクグラインダー本体のスイッチをOFFにすると、集じん機のスイッチも自動的にOFFになるので、効率的にクリーンな環境を保つことが可能です。
しかしデメリットとして、ディスクグラインダー本体だけではなく、集じん機も無線連動に対応しているモデルを選ぶ必要があります。
- VC0840(単相100V/7〜10L)
- VC002G(40Vmax/7〜10L)
- VC665DZ(36V(18V×2コ)/4〜6L)
- VC004G(40Vmax/15〜18L)
- VC157DZ(36V(18V×2コ)/15〜18L)
- VC265DZ(36V(18V×2コ)/2〜3L)
無線連動対応の集じん機は上記の通りです。
さらに無線連動にするためには対応モデルを用意する他に、ディスクグラインダー本体に「ワイヤレスユニット(A-66151)」を用意する必要があります。
XLOCK機能
電圧 |
対応機種 |
18V |
GA520D |
40Vmax |
GA047G |
一般的なディスクグラインダーには、先端工具を交換するときにロックナットを着脱する必要があります。
安全のために必要な工程ですが、忙しいときはわずらわしく感じる職人さんが多いのではないでしょうか?
マキタのディスクグラインダーの場合は、ワンタッチで先端工具の取り外しを行える「XLOCK」機能付きなので、スピーディーに砥石の交換が可能です。
なおXLOCKはマキタが開発した規格ではなくボッシュが開発した規格なので、XLOCK付きのディスクグラインダーを選びたい場合は、マキタもしくはボッシュのメーカーから選ぶことになります。
キックバック反動低減(AFT)
電圧 |
対応機種 |
14.4V |
GA403D |
18V |
GA404DN |
40Vmax |
GA001G |
回転中のディスクグラインダーの砥石が材料にかみ込んだときに、反動で本体や材料が跳ねるキックバック現象を低減する機能があります。
マキタでは「AFT(Active Feedback Sensing Technology)」と呼んでいて、対応機種はキックバック時に急激な回転数の低下を検知した場合に自動停止します。
防滴・防じん(APT)
電圧 |
対応機種 |
14.4V |
GA403D |
18V |
GA404DN |
40Vmax |
GA001G |
マキタでは防じんや防滴性能を持つモデルを「APT(Advanced Protection Technology」と呼び、以下の3つの基準を満たしたモデルのみが対応機種として選ばれます。
- 水・粉じんが入りにくい設計をしている
- 侵入した水・粉じんをコーティングやパッキンでブロックできる
- 侵入した水を速やかに外部へ排出できる
突然の雨や、粉じんが舞う作業では砂埃などによって電動工具が故障してしまうことがあります。
マキタのAPTは水滴や粉じんを本体に侵入させにくい設計にすることで、本体の故障を防ぐことが可能です。
また40Vmaxシリーズのディスクグラインダーではマキタ独自のAPTに加えて、本体は国際的な防水規格の「IPX6」、バッテリーは「IP56」に対応しています。
電子制御
マキタの充電式ディスクグラインダーは、全モデルが電子制御対応機種になっています。
AC100Vの電源式ディスクグラインダーの場合、電圧降下時や作業中に負荷がかかったときは回転数が低下してしまいます。
しかし電子制御を搭載しているマキタの充電式ディスクグラインダーは、回転数が落ちにくく安定した作業が可能です。
ブレーキ
電圧 |
対応機種 |
14.4V |
GA416D |
18V |
GA408D |
40Vmax |
GA019G |
ブレーキ通常のディスクグラインダーは、スイッチをOFFにしてから砥石の回転が完全に停止するまで少し時間がかかります。
マキタのブレーキ付きディスクグラインダーは、スイッチをOFFにすることでブレーキがかかるので、比較的早く砥石の回転を完全に停止させることができます。
【14.4V・18V・40Vmax】マキタのおすすめディスクグラインダー10選!
マキタの充電式ディスクグラインダーは、14.4V、18V、40Vmaxの3つの電圧にわけてラインナップされています。
それぞれの電圧で機能や砥石のサイズなどが異なるので、しっかり確認してから選びましょう。
そこでここからは、マキタの充電式ディスクグラインダーの中でも、特におすすめのモデルを10機種ご紹介いたします!
14.4V GA403DRGN(100mm)
研削砥石寸法 |
外径 |
100mm |
|
厚さ |
6mm |
||
内径 |
15mm |
||
回転数 |
8,500min-1 |
||
本機寸法 |
362mm×117mm×127mm |
||
質量 |
2.2kg |
||
1充電あたりの作業量 |
コンクリートの筋付け |
6.0Ah:約14.4mm |
|
価格 |
62,400円 |
『makita GA403DRGN』
まずは14.4Vのディスクグラインダーから紹介していきます。
AC100V電源式レベルのハイパワーを実現したGA403Dは、大型で高トルクのブラシレスモーターを採用しています。
GA403Dはスライドスイッチ式を採用したスタンダードなディスクグラインダーですが、GA410Dでは無段変速と無線連動に対応しています。
しかし同じスライドスイッチ式のGA400Dは、ブラシレスモーターや防滴・防じんAPT非搭載になっています。
GA403Dはキックバック低減機能を搭載しており、その他にも、過負荷保護や発熱保護、再起動防止、バッテリー残容量表示、脱着式ダストカバー、ソフトスタートなど多機能モデルです。
14.4V GA407DRG(100mm)
研削砥石寸法 |
外径 |
100mm |
|
厚さ |
6mm |
||
内径 |
15mm |
||
回転数 |
8,500min-1 |
||
本機寸法 |
362mm×117mm×133mm |
||
質量 |
2.3kg |
||
1充電あたりの作業量 |
コンクリートの筋付け |
6.0Ah:約14.4mm |
|
価格 |
64,000円 |
参照
『makita GA407DRG』
GA407Dは、パドルスイッチ+ブレーキ式を採用したスタンダードなディスクグラインダーで、もうひとつのGA416Dであれば無段変速・無線連動に対応しています。
無段変速・無線連動非対応のGA407Dも、自動モード切替機能も搭載しているので作業効率を高めることが可能です。
また、防滴・防じんAPT仕様なので、ハードな現場でも安心して作業することができます。
他には、バッテリー残容量表示や、脱着式ダストカバー、ソフトスタート機能などを搭載しています。
18V GA404DRGXN(100mm)
研削砥石寸法 |
外径 |
100mm |
|
厚さ |
6mm |
||
内径 |
15mm |
||
回転数 |
8,500min-1 |
||
本機寸法 |
362mm×117mm×140mm |
||
質量 |
2.3kg |
||
1充電あたりの作業量 |
コンクリートの筋付け |
6.0Ah:約16.8mm |
|
価格(税別) |
86,200円 |
参照
『makita GA404DRGXN』
続いて18Vモデルのディスクグラインダーの紹介です。
マキタでは18Vシリーズは主力製品という位置づけなので、ラインナップが豊富で、ディスクグラインダーであれば砥石のサイズで選ぶことも可能です。
GA404DNは、砥石サイズが100mmのスライドスイッチ式を採用したディスクグラインダーです。
自動モード切替機能付きで、大型の高トルクブラシレスモーターを採用したことで、AC電源式と遜色のない実力を発揮します。
キックバック低減機能、防滴・防じんAPT仕様なので、安全面や耐久性も安心です。
同じスライドスイッチ式のラインナップの中で、GA412Dは無段変速と無線連動に対応していますが、GA402Dはブラシレスモーター、防滴・防じんAPT非対象モデルです。
この他には、バッテリ残容量表示や脱着式ダストカバー、ソフトスタートを搭載しています。
18V GA420DRGX(100mm)
研削砥石寸法 |
外径 |
100mm |
|
厚さ |
6mm |
||
内径 |
22mm.23mm |
||
回転数 |
8,500min-1 |
||
本機寸法 |
376mm×117mm×147mm |
||
質量 |
2.5kg |
||
1充電あたりの作業量 |
コンクリートの筋付け |
約16.8mm |
|
価格(税別) |
95,400円 |
参照
『makita GA420DRGX』
18Vのディスクグラインダーの中でも、人気の砥石100mmサイズで唯一XLOCKに対応しているのがGA420DRGXです。
GA420DGRXはパドルスイッチ+ブレーキ式なので、断続的な作業が多い職人さんにおすすめです。
XLOCK対応モデルはGA420DRGXの他に、砥石サイズ125mmのGA520DRGXもあります。
XLOCK機能は砥石交換の際に、砥石を落ち込むだけで取り付け、レバーを起こすだけで取り外しできるので、ワンタッチ脱着で作業効率を高めることができます。
また砥石の締めすぎや緩みを低減するようになっており、決まった方向のみ取り付け可能な形状をしています。
他には取り付け音が「カチッ」と音がするようになっているので、確実に取り付けられたかどうかを音で確認することが可能です。
もちろんここまで紹介してきた他のディスクグラインダーと同じく、キックバック低減機能AFTや、自動変速、防滴・防じんAPTに対応しています。
18V GA504DRGXN(125mm)
研削砥石寸法 |
外径 |
125mm |
|
厚さ |
6mm |
||
内径 |
22mm |
||
回転数 |
8,500min-1 |
||
本機寸法 |
362mm×140mm×145mm |
||
質量 |
2.5kg |
||
1充電あたりの作業量 |
コンクリートの筋付け |
6.0Ah:約16.8mm |
|
価格 |
89,400円 |
参照
『makita GA504DRGXN』
GA504DRGXNは、スライドスイッチ式を採用した砥石サイズ125mmのディスクグラインダーです。
キックバック低減機能や、自動変速、ブラシレスモーター採用、脱着式ダストカバー、ソフトスタートなど、基本的な機能をしっかりと搭載しています。
18V×2本 GA700DPG2(180mm)
研削砥石寸法 |
外径 |
180mm |
|
厚さ |
6mm |
||
内径 |
22mm |
||
回転数 |
6,000min-1 |
||
本機寸法 |
499mm×120mm×158mm |
||
質量 |
5.5kg |
||
1充電あたりの作業量 |
コンクリートの筋付け |
約7.2mm |
|
価格 |
107,400円 |
参照
『makita GA700DPG2』
マキタの18Vバッテリーを2本使用して36V機として使用するGA700Dは、40mmアングル鋼を一発で切断できるハイパワーモデルです。
大型・高トルクのブラシレスモーターを採用することで、AC電源式レベルの実力を発揮します。
切断・研削の高負荷作業時も、負荷に合わせて自動で最適作業が可能な自動変速機能を搭載しています。
パドルスイッチ+ブレーキ式なので、離せば止まる安心仕様でもちろんキックバック低減機能も搭載しています。
防滴・防じんAPT仕様なので、ハードな現場でも安心して作業をサポートしてくれます。
40Vmax GA001GRDX(100mm)
研削砥石寸法 |
外径 |
100mm |
|
厚さ |
6mm |
||
内径 |
15mm |
||
回転数 |
8,500min-1 |
||
本機寸法 |
491mm×117mm×151mm |
||
質量 |
2.6kg |
||
1充電あたりの作業量 |
コンクリートの筋付け |
コンクリート筋付け |
|
価格(税別) |
90,000円 |
参照
『makita GA001GRDX』
ここからは、40Vmaxシリーズのディスクグラインダーをご紹介いたします。
40Vmaxのディスクグラインダーは、全モデルでブラシレスモーターを採用しており、キックバック低減機能(AFT)を搭載、ブレーキ付きなので安全面に配慮されているのが特徴です。
また本体はIPX6の防水等級を取得しており、40VmaxのバッテリーはIP56の防滴・防じん等級を取得しているので、過酷な現場でも安心して作業できます。
GA001GRDXはスライドスイッチ式のディスクグラインダーで、マキタのAC100V電源式従来機と比べて切断スピードが40%アップしています。
40Vmax独自のバッテリーは、最適給電システムと大型コントローラを搭載しているので、ディスクグラインダー本来の性能を最大限に引き出すことが可能です。
大きな負荷がかかる作業でも、ボディの耐久性を大きく向上することで過酷な作業にも耐えられるディスクグラインダーになっています。
40Vmax GA047GRMX(125mm)
研削砥石寸法 |
外径 |
125mm |
厚さ |
6mm |
|
内径 |
22.23kg |
|
回転数 |
8,500min-1 |
|
本機寸法 |
418mm×140mm×163mm |
|
質量 |
3.1kg |
|
1充電あたりの作業量(目安) |
コンクリートの筋付け |
|
価格 |
106,500円 |
参照
『makita GA047GRMX』
XLOCKを採用したGA047Gは、パドルスイッチ+ブレーキ式のディスクグラインダーです。
砥石サイズ125mmのGA047GRMXの他に、40Vmaxシリーズでは100mmのGA045GもXLOCKモデルとしてラインナップしています。
40Vmax GA033GRMX(150mm)
研削砥石寸法 |
外径 |
150mm |
|
厚さ |
6mm |
||
内径 |
22mm |
||
回転数 |
8,500min-1 |
||
本機寸法 |
403mm×169mm×166mm |
||
質量 |
3.2kg |
||
1充電あたりの作業量 |
コンクリートの筋付け |
コンクリート筋付け |
|
価格 |
103,800円 |
参照
『makita GA033GRMX』
重作業向けの砥石サイズになってくる150mmからは、40Vmaxのディスクグラインダーがおすすめです。
150mmからは砥石のラインナップが急激に少なくなってくるので、事前によく確認しておくことをおすすめします。
GA033Gは、高速回転の8,500min-1の回転率で、切断スピードがマキタのAC100V従来機と比べて約10%アップしているのが特徴です。
GA033Gはスライドスイッチ式ですが、スイッチをONにしたまま誤ってバッテリーを指してしまっても起動しない再起動防止機能を搭載しています。
40Vmax GA037GRMX(180mm)
研削砥石寸法 |
外径 |
180mm |
|
厚さ |
6mm |
||
内径 |
22mm |
||
回転数 |
6,600min-1 |
||
本機寸法 |
509mm×200mm×164mm |
||
質量 |
4.5kg |
||
1充電あたりの作業量 |
コンクリートの筋付け |
コンクリート筋付け |
|
価格 |
108,700円 |
参照
『makita GA037GRMX』
GA037GRMXはパドルスイッチ+ブレーキ式で、無線連動に対応したモデルです。
U字溝(JISA5372)呼180まで切断できる最大切り込み深さ48mのハイパワーなディスクグラインダーで、マキタ従来機と比べて切断スピードが約35%アップしています。
スピードとパワーのバランスが良く、防振ゴムによって手に伝わる振動を軽減してくれる他に、グリップはギヤハウジング上部にも取り付けできるので、狭い場所での作業にも最適です。
マキタのディスクグラインダーの選び方は?5つのポイント
ここまでマキタのおすすめディスクグラインダーを10機種ご紹介してきました。
しかしカタログ上のスペックを比較しても、なかなか自分に合ったディスクグラインダーを見つけられない方が多いのではないでしょうか?
ラインナップが豊富なマキタのディスクグラインダーだからこそ、選び方のポイントが5つあります。
ここからは、あなたにぴったりのディスクグラインダーの選び方を5つご紹介していきます!
1.電源方式で選ぶ
マキタのディスクグラインダーは、大きく分けてAC100Vの電源式と充電式の2種類があります。
AC100Vの電源式は同クラスの充電式と比べて、バッテリーを使用していない分価格を抑えることができます。
しかし現在マキタは充電式製品に力を入れているので、AC100V電源式にダイヤル式無段変速やキックバック反動低減機能、防じん・防滴、ブラシレスモーター搭載のモデルが少なくなっています。
一方で充電式モデルはAC100V電源式と比べると価格が高くなりますが、ラインナップが豊富なのでさまざまな性能や機能からお好みで選ぶことができます。
また充電式はコードレスなので、取り回しがしやすく屋外などの電源を確保できない現場でも使用できます。
2.電圧で選ぶ
充電式を選ぶのであれば、マキタからは14.4V、18V、40Vmaxからディスクグラインダーが販売されているので、3種類の電圧の違いについて把握しておきましょう。
まず14.4Vのディスクグラインダーは砥石が100mmまでになっています。
18Vや40Vmaxと比べるとパワーが劣りますが、コンパクトで軽量なモデルが多いので取り回しが良好で価格もリーズナブルです。
18Vはマキタのなかで主流のシリーズで、バッテリーの互換性から他の電動工具でマキタの18V機をお持ちなら18Vのディスクグラインダーがおすすめです。
18Vと40Vmaxは、モデルによって砥石外径が180mmまで対応しています。
18Vシリーズのディスクグラインダーは、GA402D以外の全モデルでブラシレスモーター採用、キックバック低減機能(AFT)、防滴・防じん(APT)を採用しているのも大きなポイントです。
最後に40Vmaxは2019年にマキタが発表した、マキタ史上で最もハイパワーな電動工具シリーズです。
全モデルでブラシレスモーター採用、キックバック反動低減機能(AFT)、ブレーキを搭載しており、さらにIPX6の防水等級なのでハードな現場でも安心して作業できます。
また40Vmaxは独自のバッテリーを採用していることで、18Vや36Vなど他のマキタ製品とのバッテリー互換性はありません。
しかし独自バッテリーを採用したことで、バッテリー単体がIP56の防じん・防水等級を取得しており、マキタ独自の防滴・防じん規格(APT)にも対応しています。
40Vmaxはハイパワーなシリーズなので、14.4Vや18Vにはない砥石外径180mmにも対応しています。
※18V+18V=36Vは除く
3.スイッチタイプで選ぶ
マキタのディスクグラインダーには、スライド式、パドル式、レバー式、トリガー式の4タイプのスイッチがあります。
まずスライド式は連続作業のときにおすすめのスイッチで、40Vmaxシリーズではスライドスイッチモデルにブレーキが付いています。
しかし、14.4Vと18Vシリーズにはブレーキが付いていないので注意しましょう。
パドル式は本体を握ることで電源のON・OFFを切り替えられるタイプで、断続的な作業が多く、頻繁にスイッチを操作する方におすすめです。
パドルスイッチタイプの充電式モデルは、すべてにブレーキが付いているので安心ですね。
レバー式はAC100V電源式に多く採用されているスイッチで、スライド式とほぼ同じ感覚でスイッチのON・OFFが可能です。
最後にトリガー式は、AC100V電源式のGA5010とGA6010のみに採用されており、残念ながら充電式ディスクグラインダーは非対象です。
4.回転数で選ぶ
マキタに限らず、ディスクグラインダーは砥石を回転させることで研磨や切断作業ができる電動工具です。
そのため、回転数もチェックしておきましょう。
- 12,000min-1前後(高速回転型)
- 9,000min-1(低速高トルク型)
- 3,000〜11,000min-1(無断変速型)
マキタの場合、AC100V電源式であれば高速回転型と低速高トルク型を選ぶことができます。
高速回転型は金属の切断、低速高トルク型は研磨作業に最適で、メーカーを問わずに一般的に普及しているのは高速回転型です。
マキタの充電式モデルの一部には、冒頭のマキタの特徴でご紹介したように「自動変速」に対応したモデルがあります。
自動変速型であれば、負担の強さによって高速モードとパワーモードを自動的に切り替えてくれます。
またマキタには「ダイヤル式無段変速」もあります。ダイヤル式無段変速は、作業内容に応じて回転数をダイヤルで手動切替ができるモデルです。
- 3,000min-1(ダイヤル1)…ステンレス研磨
- 4,500min-1(ダイヤル2)…サビ落とし・塗膜剥がし・ステンレス研磨
- 6,000min-1(ダイヤル3)…研削・仕上げ研削・サビ落とし・塗膜剥がし・ステンレス研磨
- 8,500min-1(ダイヤル4)…切断・荒研削
14.4Vや18Vモデルの場合、このダイヤルを「5」に切り替えることで自動変速モードにすることも可能です。
5.替刃の種類で選ぶ
ディスクグラインダーは対応できる砥石が限定されているので、砥石の寸法(外径)ごとにカバーやボディサイズが異なります。
そのため互換性が無く、ディスクグラインダーを選ぶときはどのサイズの砥石を使用するかを慎重に決めておきましょう。
マキタのディスクグラインダーでは、100mm、125mm、150mm、180mmの4種類のサイズがあります。
- 100mm…定番サイズ、悩んだらとりあえず100mm
- 125mm…100mmの次に人気
- 150mm…重作業向けサイズ。先端工具のラインナップが一気に減る
- 180mm…重作業用サイズ
ディスクグラインダーの砥石は、大きく分けて研磨用と切断用の2種類あります。
外径100mm、125mmは需要が高いサイズなので、砥石の種類も豊富です。
しかし150mmから一気に砥石の種類が減っていくので、ご自身がどんな作業を行い、その作業にどんな砥石が必要なのかイメージして選んでみましょう。
まとめ
ディスクグラインダーは切断・研削・研磨作業に欠かせない電動工具なので、電動工具メーカー各社で販売されていますが、特にマキタのディスクグラインダーがおすすめです。
マキタのディスクグラインダーは豊富で実用的な機能と安全面への配慮のバランスが良く、またラインナップが豊富なのであなたにぴったりのモデルを見つけることができます。
今回ご紹介したマキタのおすすめディスグラインダー10機種の他に、ご紹介した5つの選び方のポイントを意識しながらぜひ選んでみてくださいね。
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