車中泊初心者にオススメなポータブル電源!選び方やメリットを解説!
「車中泊にオススメなポータブル電源はどれ?」
「車中泊初心者にピッタリなモデルを知りたい!」
「車中泊でポータブル電源を使うメリットはあるの?」
最近ではアウトドア・キャンプブームに伴って、ポータブル電源を購入する人が増えてきています。
非常に便利なポータブル電源はテント・キャンプシーンはもちろん、車中泊などでも非常に役立つため最近は「車中泊のためのポータブル電源」を選ぶ人も増えていますね。
ですが、ポータブル電源選びが初めての人、また車中泊が初めての人などは、どのモデルを選べばよいのか迷ってしまう人も少なくないようです。
そこで今回はポータブル電源の基本について解説をしつつ、大切な選び方やメリットについても触れていきたいと思います。
ポータブル電源選びで悩んでいる人、車中泊にオススメなモデルを探している人などは、ぜひ当ページの内容を参考にしてみてください。
そもそもポータブル電源とは?
それでは「そもそもポータブル電源とは?」といった基本について解説をしていきましょう。
これは既にご存知の人もいるかも知れませんが、端的に言うならばポータブル電源とは持ち運び可能な「大容量蓄電池」です。
蓄電池と聞くと業務用のイメージを持つ人、また太陽光発電のための蓄電池をイメージする人も多いのではないでしょうか。
ですが、そこまで大規模なものではなく、個人が便利に利用できる容量の蓄電池、それがポータブル電源なのです。
最近ではモバイルバッテリーが普及してきているので、その大容量版をイメージするとわかりやすいかもしれませんね。
もちろんポータブル電源はモバイルバッテリーとは容量のレベルが違いますし、AC出力搭載などでより多くのシーンで活躍してくれます。
「AC出力・USB出力・シガーソケット」などなど様々な出力が可能であり、大容量なので車中泊などのシーンでも活躍してくれる、それがポータブル電源なのです!
車中泊で使うポータブル電源の選び方
ここからは車中泊で使うポータブル電源の選び方について解説をしていきましょう。
どのような部分を重視して選ぶのが良いのか、性能・スペックの部分も含めて解説をしていきたいと思います。
あなたの利用シーンにマッチするポータブル電源を選ぶためにも、各項目にしっかりと目を通してみてください。
バッテリー容量をチェック
まず車中泊で使うポータブル電源の選び方として大切なのが、バッテリー容量のチェックです。
ポータブル電源本体にはバッテリーが内蔵されていますが、当然その容量に応じて使用時間が異なります。
今では200~5,000Whのポータブル電源が発売されていますが、しっかりと用途にあわせて選ぶことが大切です。
容量が大きい場合は長い時間、また複数のアイテムに対して車内でも安定した給電が可能になりますが、価格も容量が大きいほど高くなります。
逆に容量が小さいポータブル電源はリーズナブルですが、消費電力の大きな製品への給電が難しかったり、電力消費が少ないアイテムへの給電も長時間は難しいでしょう。
この「バッテリー容量」は車中泊目的でポータブル電源を選ぶ場合は特に重要な要素ですので、具体的な用途や給電対象にあわせて選ぶことが大切ですね。
定格出力も大切なポイント
次に定格出力も車中泊向けのポータブル電源選びで大切なポイントです。
定格出力とは簡単に言えば、電気製品への供給が可能な「最大出力」を指します。
例えば定格出力が600Wのポータブル電源であれば、商品電力が600Wのアイテムを使うことができるようになります。
大切なのが「定格出力以上の電気は出力できない」という点で、消費電力が大きい(定格出力を超える)製品は使うことができません。
また定格出力と同様に重要なのが「最大出力」で、家電の中には「消費電力1,000W(使用開始時は2,000W)」などのモデルもあります。
その場合はポータブル電源のスペックが「定格出力1,000W(最大出力2,000W)」のモデルを選ぶことで対応が可能ですので、この出力面での性能も意識してモデルを選ぶことが大切ですね。
ですが、細かく消費電力を計算するのも大変なので、ざっくり計算した上で「少し余裕を持った性能のポータブル電源」を選ぶことで、車中泊で困ることなくポータブル電源を活用することができるようになるでしょう。
充電方法や満充電に必要な時間
また充電方法や満充電に必要な時間、これも車中泊に使うポータブル電源を選ぶ上で大切なポイントです。
最近では自宅のコンセントでの充電はもちろん、ソーラーパネルを活用したり、車のシガーソケットからの充電が可能なモデルも増えてきています。
ですが、基本的には自宅のコンセントで充電が可能なモデル、場合によっては車のシガーソケットからの充電に対応していれば問題なく便利に使用できると考えておけばよいでしょう。
敢えてこだわるのであれば「高速充電」に対応しているモデル、これを選択肢に加えるのがオススメです。
うっかり充電し忘れてしまったり、大容量なので満充電に時間がかかってしまう場合などは、高速充電に対応していると非常に便利に感じられることでしょう。
ただし大容量のポータブル電源の場合、高速充電対応だとしてもある程度の時間が必要なケースが多いため、どのぐらいの時間で満充電になるかを確認しつつ、自分の用途にピッタリなモデルを選ぶのが良いですね。
出力ポートの数や種類も重要
さらに出力ポートの数、そして種類も重要なポイントだと覚えておきましょう。
今のポータブル電源は多種多様な電気製品に対応することができるように、AC電源やUSBポートを複数搭載しているモデルが多いです。
ただし、それらの出力ポートの数、そして種類はポータブル電源によって異なるため、車中泊で使用予定の家電などを考慮しつつポート数が不足することのないモデルを選ぶことが大切です。
また出力ポート数が多くても先に挙げたバッテリー容量、また定格出力で使えないなんてことがないように、あわせてしっかりと確認することが大切です。
車中泊で利用する電気製品の数をリスト化して、その上で少しだけ数に余裕を持たせておくと、もし追加で何かを車内に持ち込む際にも対応できるため、気持ち多めの出力ポート数のモデルを選んでおくのがオススメです。
重量やサイズは利便性に影響する
最後に重量やサイズは利便性に影響するという点も大切なポイントです。
これも購入後に気がつく人も多いうっかりポイントなのですが、大容量タイプのポータブル電源は本体が重くて、さらにサイズも大きいです。
スペックを重視するあまり大容量のポータブル電源を何も考えずに選んでしまうと、重さと大きさで車内スペースを大きく専有してしまい、邪魔に感じてしまうかもしれません。
逆に容量が少ないポータブル電源であれば、コンパクトで軽量なので自宅から車内への持ち込みも非常に楽です。
ただし先の項目でも触れたように、大きさ・重さ・容量と各種性能は比例する傾向にありますので、車中泊で使うのに適切なサイズ感でありつつ、性能面でも問題なく使えるモデルを選ぶのが良いでしょう。
車中泊でポータブル電源を活用するメリット
ここからは車中泊でポータブル電源を活用するメリットについて解説していきます。
自分なりにどのようなメリットがあるのかイメージできている人もいると思いますが、実際に使用している人の例なども含めて、具体的なメリットについて触れていきたいと思います。
中には思っても見なかった便利なメリット・使い方などと出会える人もいると思いますので、ぜひ各項目に目を通してみてください。
大きな電力が必要な家電も使える
まず車中泊でポータブル電源を利用するメリットとして、大きな電力が必要な家電も使える点が挙げられます。
最近ではモバイルバッテリーの高品質化、大容量化に伴い、スマホやタブレット以外にもノートパソコンなども対応しているモデルもありますよね。
ですが、流石に各種家電製品に対応するほどではなく、そのあたりはやはりモバイルバッテリーではなくポータブル電源の領分となるでしょう。
アウトドア・キャンプなども含めた車中泊で役立つ家電として、小型炊飯器や小型の冷蔵庫などが挙げられますし、電気ポットなども役立つ家電の筆頭ですね。
そういった本格的に電力が必要とされる家電も車中泊で活用できるようになる、これはポータブル電源の大きなメリットだと言えるでしょう。
また繰り返し利用することができるため、車中泊をするシーンで何度も活躍してくれる点もポータブル電源を購入するメリットだと言えますね。
車中泊で活躍してくれる家電の一例
次に車内にポータブル電源を持ち込むことで、車中泊で活躍してくれる家電やアイテムについて触れていきましょう。
- 小型の炊飯器
- 小型の冷蔵庫
- 電気ポット
- 電気毛布
- 小型テレビ
他にも朝食シーンで活躍してくれる「コーヒーメーカー」や「クッキングヒーター」、これらも車中泊で活躍してくれるアイテムですね。
またスキマ時間に仕事をする人は「パソコン」への電力供給、またスマホやタブレットはもちろん、「携帯型ゲーム機」などへの充電も可能ですね。
こういった様々な家電・アイテムを車中泊で当たり前のように使うことができるようになるのは、やはりポータブル電源を車内に持ち込む大きなメリットだと言えるでしょう。
価格帯ごとのポータブル電源のメリット
最後に価格帯ごとのポータブル電源のメリットについも解説していきましょう。
価格帯ごとのポータブル電源のメリットであり、車中泊での具体的な利用シーンを挙げていきます。
- 2~3万円…小型軽量タイプで200~300Whの入門モデルとして最適、パソコンの充電や数時間程度の扇風機など車中泊を少し快適にできるモデルが多い。
- 5~8万円…500~800Whのモデルが多く幅広い用途で活躍してくれる、車中泊では小型家電などを稼働することもできるため非常に快適に過ごすことができるようになる。
- 10万円以上…1,000Wh以上のモデルが多くサイズも大型で重めなモデルが多い、電子レンジやIHクッキングヒーター、ドライヤーなど電力が必要な便利家電も使うことが可能。
ある程度の車中泊向けの小型家電などを活用したい場合には、ミドルクラスが多い5~8万円程度のモデルを目安として購入するのが良いでしょう。
もちろん車中泊でポータブル電源を気軽に試したい人は、リーズナブルなモデルでも満足できるかもしれませんが、利用したい小型家電・便利家電などが対応しているかを確認することが大切です。
また本格的な車中泊をしたい人、長期のバンライフなどを検討している人は10万円以上のモデルがおすすめですが、それ以外の1泊程度の車中泊であればミドルクラスでも満足できる人は多いです。
実際に自分が車中泊でどの程度の家電や各種アイテムを接続するか、そのあたりを具体的にイメージしながらポータブル電源を選ぶことで、快適な車中泊を実現するためのモデルを選ぶことができるようになるでしょう。
車中泊にもオススメなポータブル電源3選
ここからは車中泊にもオススメなポータブル電源についてピックアップしていきましょう。
特に便利で人気のある3つのモデルについて触れていきますので、ぜひ車中泊用のポータブル電源選びの参考にしてみてください。
Jackery ポータブル電源 240
参照
『Jackery ポータブル電源 240』
まず車中泊の入門用ポータブル電源としてオススメなのが、Jackeryの「ポータブル電源 240」です。
このモデルは240Whの容量を持っていて、スマートフォンであれば約14回も充電できる容量です。
家電製品を利用することができるAC出力が1口、車載冷蔵庫などを接続可能なシガーソケットが1口備えているので、シンプルかつ使い勝手が良いモデルだと言えるでしょう。
もちろんUSB出力も搭載されていて、こちらは2口搭載なのでスマホやタブレットなどの充電にも最適です。
ポータブル電源自体への充電は「家庭用コンセント・車のシガーソケット・別売りソーラーパネルの充電」などに対応しているので、特に不自由することなく充電が可能です。
電気毛布も約4時間程度は利用できる容量を持っているため、1泊程度の車中泊であれば不自由なく活用できる入門モデルとして候補に入れてみてはどうでしょうか。
Jackery ポータブル電源 708
参照
『Jackery ポータブル電源 708』
次にミドルクラスとして人気が高いJackeryの「ポータブル電源 708」について触れていきましょう。
このモデルは708Whの容量を持ち、車中泊で便利な電気毛布は12時間使用することができるので寒い季節も頼もしく活躍してくれます。ちなみにスマホなら約40回もの充電が可能です。
出力端子も多めに備えていて、「AC出力2口、シガーソケット1口、USB-A2口、USB-C1口」と合計6口(最大6台)同時給電が可能です。
またスマホやタブレット、ノートパソコンの急速充電にも対応しているので、サクッと充電を完了させたいシーンでも活躍してくれます。
車中泊を快適に過ごしたい人、数日の移動を含めた車中泊で不自由したくない人にピッタリなモデルであり、ミドルクラスとしても非常に使い勝手が良いモデルですので、本格的なポータブル電源を求めている人に最適だと言えるでしょう。
Jackery ポータブル電源 1500
参照
『Jackery ポータブル電源 1500』
最後にJackeryの「ポータブル電源 1500」について触れていきましょう。
このクラスのモデルとなると、炊飯器やオーブントースター、さらにヒーターやクーラーなども使うことができるため、車中泊だけでなく災害時にも活躍できる頼もしい性能を備えています。
約1,500Whのポータブル電源は最大7口(AC3口、シガーソケット1口、USB-A2口、USB-C1口)と複数機器への同時供給が可能です。
また定格出力1,800Whにも対応しているため消費電力が大きい機器にも対応でき、車中泊のお供である電気毛布は約28時間も利用可能です。
当然車のシガーソケットからも充電が可能なので、車中泊での快適な旅行をしたいと考えている人にこそオススメなモデル!
また普段は車中泊で使いつつ、もしもの災害時にも備えておきたいと思っている人にも人気なモデルなので、車中泊以外の用途でも活用したい人にもオススメな大容量ポータブル電源だと言えるでしょう。
車中泊初心者もポータブル電源で快適に過ごせる
今回は車中泊初心者も安心のポータブル電源の選び方、そして具体的なメリットなどについて解説をしてきました。
車中泊をする際にポータブル電源は非常に便利なアイテムであり、人によっては必要不可欠なアイテムだと認識している人も少なくありません。
今まではモバイルバッテリーがあれば問題ないと思っていた人も、実際にポータブル電源を車中泊で使ってみると「もっと早く導入しておけばよかった!」と感じる人はとても多いものです。
もしあなたが快適に車中泊をしたい、車の中で寝泊まりする旅行を試してみたいと考えているのであれば、目的にマッチする容量のポータブル電源を導入してみることをおすすめします。
その際には今回お話してきたようにしっかりと使用する家電や各種機器の容量・出力に余裕をもたせた上で、使えないなんて「うっかり」がないように最適なモデルを選んでいきましょう。
ポータブル電源を選ぶことは、ただ単に電源を確保するということ以上の意味を持ちます。それは自由なライフスタイルを実現するための大切なステップの一つです。車中泊だけでなく、アウトドア活動や非常時の備えとしても、ポータブル電源は大変役立ちます。
最後に、ポータブル電源を選ぶ際には、製品の信頼性や保証期間、メーカーのサポート体制なども考慮に入れるとよいでしょう。安心して長く使える製品を選ぶことが、快適な車中泊ライフを送るための鍵となります。
ポータブル電源を上手に選び、快適な車中泊やアウトドアライフを楽しんでください。幅広い活動に役立つポータブル電源を持つことで、あなたのアウトドアライフがより一層充実したものになることを願っています。
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