【18V・40Vmax】マキタのおすすめトリマーはコレ!他社との違いを比較して紹介|ビットの選び方と注意点は?

【18V・40Vmax】マキタのおすすめトリマーはコレ!他社との違いを比較して紹介|ビットの選び方と注意点は?

ビットを付け替えれば、木材の面取りや飾り面取りなど、さまざまなトリミングや溝切りをこなせるのが「トリマー」です。


トリマーはメジャーな電動工具ではありませんが、持っておくと正確性が求められる作業をスピーディーに行うことが可能です。


トリマーを販売するメーカーはさまざまですが、その中でもマキタのトリマーはラインナップが豊富なので選択肢の幅が広いのが特徴です。


そのため、プロユースやDIYユースの方にもおすすめできます。


そこで今回は、マキタのトリマーについて以下のことがわかる内容になっています。

  • 18V・40Vmaxからマキタのおすすめトリマーを紹介
  • マキタの人気トリマーの性能・機能の違い
  • マキタのトリマーをおすすめする理由とは?他社との違いと特徴
  • トリマーでできることは?マキタをおすすめする理由
  • トリマー用ビットの種類と注意点


「マキタのトリマーが気になる!」
「種類が多くて選べない…」



このような方に役立つ内容になっているので、ぜひご参考ください!
 

18V・40Vmax!マキタおすすめトリマーは?性能を比較

 18V・40Vmax!マキタおすすめトリマーは?性能を比較

まずは、マキタの充電式トリマーのなかでも人気が高い18Vと40Vmaxシリーズのトリマーをご紹介していきます。


各モデルの特徴や、他モデルとの違いを交えながら詳しく解説していきますので、ぜひ参考にしてくださいね。

 

18V:RT50DRG


チャック孔径

6・8mm

回転数

10,000min-1〜30,000min-1

寸法(mm)

134×90×226
(長さx幅x高さ)

質量

1.9kg

1充電あたりの作業量

メラビ溝付け
(φ6、深さ4mm)

約100m

メラビ溝付け
(φ8、深さ6mm)

約60m

価格

68,900円(税別)

 参照 

makita 充電式トリマ RT50DRG』 

RT50DRGは「充電式はパワーが弱い」の概念を覆す、最大回転数30,000min-1のハイパワーモデルです。


ハイパワーながらも、「速度調節ダイヤル」を搭載しているので、作業内容に合わせて回転数を無段変速することが可能です!もちろん、本体を握ったまま操作することができます。


AC機を超える作業スピードを誇り、メラビ溝付け(φ12ストレートビット 深さ4mm)であれば、マキタ従来機のAC100Vモデルと比べて約30%も作業スピードがアップしています。


もちろん18Vバッテリー搭載のコードレスモデルなので、ドアノブの加工や円切削、ボードの切り加工、長尺材の加工もコードに邪魔されずスムーズな作業が可能です。


また性能面でも優秀で、意図しない軌道を防ぐ「待機スイッチ」搭載なので安全面にも配慮されています。


シャフトロック付きでスパナ1本で簡単にビット交換することができる他に、暗くなりやすいビット先端を2灯のLEDライトが照らしてくれます。


標準付属品としてダストノズルが付いてくるので、お手持ちの集じん機と接続することが可能。クリーンな作業環境を保つことができます。


RT50DRGは嬉しい機能がしっかりと搭載されているモデルなので、プロはもちろんのこと、DIYユーザーにもおすすめできる一台です。

18V:RT51DRG


チャック孔径

6・8mm

回転数

10,000min-1〜30,000min-1

寸法(mm)

110×227×262
(長さx幅x高さ)

質量

3.0kg

1充電あたりの作業量

メラビ溝付け
(φ6、深さ4mm)

約100m

メラビ溝付け
(φ6、深さ4mm)

約60m

価格

75,700円(税別)

 参照 

makita 充電式トリマ RT51DRG』 

先ほどご紹介したRT50DRGと基本的な性能は同じですが、RT51DRGはプランジベースです。


そのため本体を垂直に動かすことができるので、作業用途に応じてRT50DRGかRT51DRGのいずれかを選ぶことができます。


コンパクトなモデルはRT50DRGですが、両手で保持しながら正確かつ安定した作業がしたいのであればRT51DRGがおすすめです。


ただ、質量がRT50DRGと比べて1kgほど重たくなっていますので選ぶ際に注意が必要です。


他に、RT51DRGのほうが価格が高いので、コスパ重視したい方はRT50DRGのほうがおすすめです。

 40Vmax:RT001GRDX


チャック孔径

6・8mm

回転数

10,000min-1〜31,000min-1

寸法(mm)

126×90×245
(長さx幅x高さ)

質量

2.0kg

1充電あたりの作業量

パーティクルボード
(厚さ9mm)

約36m

価格

96,000円(税別)

参照 

makita 充電式トリマ RT001GRDX』 

マキタの40Vmaxシリーズは、2019年10月から展開された新しい出力のモデルで、40Vmaxのすべてのモデルで防水防じん規格「IP56」に適合しているなどの特徴があります。


RT001GRDXは40Vmaxのトリマーベース仕様のモデルで、軽快な取り回しが可能です。


高速回転かつ重負荷に強いバッテリーに適したブラシレスモーターを搭載することで、高効率でハイパワーな作業を実現しており、作業スピードはマキタの18V従来機と比べて約35%アップしています。


高負荷作業時に回転数が下がりにくい「定回転制御」で、安定仕上がりを実現可能となっております。


その他の付加機能として、

  • 作業内容に合わせて回転数を無段変速できる「変速調整ダイヤル」
  • ビット先端を明るく照らす「2灯式LEDライト」
  • ボタンを押しながらスパナ1本で簡単にビット交換ができる「シャフトロック付」
  • 意図しない軌道を防ぐ「待機スイッチ」

を搭載しています。

さらに無線集じん機に対応した集じん機とワイヤレスユニットを用意すれば、トリマー起動と同時に集じん機も自動で電源が入り、より効率的でクリーンな作業が可能です。


プランジベースに付け替えできるので、ルーターのように両手で本体を支えて安定した作業ができます。
 

40Vmax:RT002GRDX


チャック孔径

6・8mm

回転数

10,000min-1〜31,000min-1

寸法(mm)

110×227×282
(長さx幅x高さ)

質量

3.1kg

1充電あたりの作業量

パーティクルボード
(厚さ9mm)

約36m

価格

103,000円(税別)

参照 

makita 充電式トリマ RT002GRDX

RT002GRDXは、先ほど紹介したRT001GRDXと性能は同じですが、RT002GRDXはプランジベースです。


本体とベースを垂直に動かすことができるので、ビットを回転させた状態で本体の上下ができて、彫り込み加工や平面出し加工ができます。


別売りのトリマベースに付け替えすることができるので作業の幅が広がりますが、RT001GRDXと比べると価格が高くなるので、特定の作業をしない場合はRT001GRDXのほうがおすすめです。

他社との違いは3つ!マキタのトリマーはここが違う

 他社との違いは3つ!マキタのトリマーはここが違う

マキタのトリマーは、他社とは違う3つの特徴があります。


ここからは、トリマー選びの参考になる選び方のポイントも交えながら、マキタのトリマーがなぜおすすめなのかについて解説していきます。
 

充電式の他に電源式モデルも充実している

マキタのトリマーがプロユース、DIYユースの両方でおすすめできる理由が、「豊富なラインナップ」が一番大きな理由です。


マキタは充電式なら14.4V、18V、40Vmaxでトリマーを販売しており、コード式のトリマーもラインナップしています。


前述したおすすめトリマーでは18Vと40Vmaxを2機種ごとに紹介しましたが、「そこまでハイパワーなモデルは求めてない…」「コストを抑えたい」という方には14.4Vという選択肢もあります。

14.4V:RT40DRG


チャック孔径

6・8mm

回転数

10,000min-1〜28,000min-1

寸法(mm)

118×90×226
(長さx幅x高さ)

質量

1.7kg

1充電あたりの作業量

メラビ溝付け
(φ6、深さ4mm)

約80m

メラビ溝付け
(φ8、深さ6mm)

約50m

価格

65,800円(税別)

参照 

makita 充電式トリマ RT40DRG

RT40DRGは、パワーこそご紹介した18Vや40Vmaxに負けてしまいますが、14.4Vモデルには珍しいブラシレスモーターを搭載しており、AC機を超える作業スピードを誇ります。


付加機能として、

  • 待機スイッチ
  • 速度調節ダイヤル
  • LEDライト2灯
  • シャフトロック付き
  • 集じん機接続可能

このように十分な機能を備えているので、用途によってはプロユースでも使えるモデルです。


また、コード式では非情にシンプルな形状ながらも、「追い入れ加工」や「飾り面取り」「トリミング」に本領発揮できる3707FCがおすすめです。

100V:3707FC


チャック孔径

6mm

回転数

26,000min-1

寸法

長さ204mm

質量

1.2kg

1充電あたりの作業量

パーティクルボード
(厚さ9mm)

約36m

価格

29,400円(税別)

参照 

makita 100V トリマ 3707FC

作業用途に応じて“本当に必要な機能や性能は何か?”を考えることで、コストを抑えて、あなたにぴったりなモデルを見つけることができます。

ボディサイズが幅広いから用途が多彩

マキタはトリマーのラインナップが豊富で、ボディサイズや質量もバラエティー豊かです。


マキタのカタログによると、全長が250〜199mmと幅広く、モデルによっては片手で操作できるほどコンパクトで軽量なものもあります。

トリマーは質量が1〜3kg程度のモデルが多く、短時間の作業であれば質量をそこまで気にする必要はありませんが、長時間の作業になると重いトリマーはとても労力が必要になります。


そのためマキタのトリマーを選ぶ時は、作業内容や時間を考慮してトリマーのボディサイズや質量を確認しておくことをおすすめします。

マキタ独自の機能・性能が優秀

今回ご紹介しているマキタのおすすめトリマーには、マキタ独自の機能・性能が優れているモデルばかりです。


例えば…

  • 高速回転・高負荷に強い「ブラシレスモーター搭載」
  • 作業内容に応じて回転数を調節できる「速度調節ダイヤル」
  • ビット先端を明るく照らす「2灯式LEDライト」
  • スパナ1本で簡単にビット交換ができる「シャフトロック付き」
  • 意図しない軌道を防ぐ「待機スイッチ」
  • ストッパベースで切削深さの調整が可能
  • 無線連動集じん など


また40Vmaxのモデルには、トリマーに限らずマキタ独自のスマートシステムを搭載したハイパワーバッテリーの他に、バッテリーのパワーを最大限に引き出す設計の本体になっています。


マキタは同じ電圧であれば機種間でバッテリーを使い回すことができるので、お手持ちの電動工具のメーカーや電圧にあわせて選んでもいいですね。

だからおすすめ!マキタのトリマーでできることは?

 だからおすすめ!マキタのトリマーでできることは?

トリマを取り入れることで、手作業だと大変な労力がかかる作業をスピーディーに、そして正確に行えるようになります。


この点は各社共通のできることですが、マキタ独自のできることとして「集じん機との無線連動」があります。


ここからはトリマーでできることと、マキタのトリマーだからこそできる無線連動について解説していきます。

トリマーでできること

トリマーは表面の仕上げ作業を行う際に必要な電動工具で、「溝掘り」「面取り」などのシーンで活用されています。


溝掘りは木材に溝を掘る作業のことで、家具作りでは溝を上手に使うことでキレイに組み立てることができます。


本来であればノミを使って行う作業なので、初心者の方にはかなり難易度が高いですが、トリマーがあれば一定の深さと幅を直線的に掘ることができます。


次に面取りは、切断した木材の断面をキレイに整える作業のことで、本来であればやすりで整える作業を、トリマーを使えば丸みのあるフチも加えることができます。


他には、曲がった板の修正もトリマーでできるようになります。


木材は収縮する素材なので、「購入した木材曲がっていた…」というケースでも、トリマーがあれば真っ直ぐ加工することが可能です。


このように、トリマーはプロユースやDIYユースでも十分活用できる電動工具です。

マキタのトリマーだからできることは?

マキタのトリマーだからこそできることは、Bluetoothでトリマー本体と集じん機を連動させることができます。


AWSはマキタが2017年8月に発売した、無線連動シリーズです。


これまで電動工具と集じん機を接続するときは、電源コード付き工具だけの対応だったので、工具側のコンセントを集じん機に接続後に、電源供給を検知して連動する方式でした。


しかし無線連動シリーズAWSの登場によって、充電式工具も集じん機と接続できるようになり、電動工具の動作を無線信号で発信することが可能になりました。


無線連動なので、電源供給の問題もなく快適にクリーンな作業が可能にもなりましたね!


トリマーでの作業時に粉じんが発生しますが、AWSに対応したモデルと集じん機、別売りのワイヤレスユニットを用意すれば無線連動が可能です。
 

トリマービットの種類と選ぶ時の注意点

 トリマービットの種類と選ぶ時の注意点

トリマーのビットは”刃”の部分のことで、この刃を使って素材を加工していきます。


ビットは作業内容に応じて取り替えることができて、さまざまなメーカーから色んな種類が販売されています。


ここからは、マキタのトリマーにおすすめのビットと、ビットを選ぶときの注意点について解説していきます。
 

トリマービットの種類

ビットの種類

できること

面取り用ビット

木材の角を落とすことができる

丸く落とす他に、段を設けて雰囲気を変えることも可能

切り抜き用ビット

木材の切り抜きや、組み合わせに使う溝を掘ることができる

浅く表面だけ切り抜くことの他に、1枚目だけ切り抜くことも可能

接合用ビット

オス・メスの溝加工ができる

釘を使わずに接合するための、さまざまな形の溝掘りが可能

溝切り用ビット

溝を切ることができる

扉の引き戸の取っ手や、階段の滑り止め加工、文字の彫刻などが可能

座堀カッター

スライド蝶番やふすまの引き戸などの座堀りに最適

 

トリマー用ビットにはさまざまな種類がありますが、上記5つのビットがあればほとんどの作業ができます。


マキタのトリマーはラインナップが豊富なだけに、ビットの”取り付け経”がモデルによって異なります。


マキタでは「3・6mm」「6・8mm」「8mm」「12mm」とモデルによって経が異なりますが、この中でビットの付け替えができるのが6mm軸です。


そのためトリマーを選ぶときは、6mm軸のビットが取り付けられるモデルを選ぶのがおすすめです。
 

海外製トリマーは軸経6mmのビットが装着できないことも

ビットそのものは共通企画なので、どのメーカーで買ってもトリマー本体が対応している軸経であれば装着可能です。


しかし、マキタなど国内メーカーのトリマーではなく、海外メーカーのトリマーを購入する場合は軸経6mmのビットに対応していない場合があります。


トリマービットには「ミリ規格」と「インチ規格」の2種類があります。


日本製のトリマーは、軸経がミリ規格のビットが適合するようにつくられていますが、海外製のトリマーは軸経がインチ規格のビットが適合します。また、ビットにも国内製と海外製があります。


国内では軸経6mmのビットが最も普及しているので、海外製トリマーにミリ規格のビットを使う場合は、1/4インチに変換します。


一方で、海外製ビットをミリ規格に変換する場合にも以下のような部品でインチ規格からミリ規格に変換します。
 

  • コレットチャック
  • コレットコーン
  • コレットナットセット
  • アダプタスリープ
  • チャックスリープ

 
マキタのトリマーに海外製のビットを装着するのであれば、「コレットコーン」を使用します。


しかし適合できるモデルが3701、3707F、370FC、3709、M371と限定的なので注意が必要です。
 

まとめ

トリマーを使えば、本来ノミややすりを使う労力が必要な作業も、スピーディーに正確な作業ができるようになります。


マキタはラインナップが豊富で、モデルに応じてボディサイズや質量、電圧、機能など幅広い選択肢から選べるので、プロユースだけではなくDIYユースにもおすすめです。


今回ご紹介したマキタのおすすめトリマーは、18Vと40Vmaxの合計4モデルでしたが、必要な機能や性能、仕様用途を考慮して選べば、14.4Vや電源式からもマキタのトリマーを選べます。


またトリマーにはビットが必要ですが、海外製や安価なトリマーを選ぶときは、最も国内で普及していると言われている軸経6mmビットに対応していないケースがあるので注意が必要です。

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